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ベカメックス・ビンズオンで黄金時代を築いた名将レ・トゥイ・ハイ氏が死去

ベカメックス・ビンズオンやSHBダナン、タインホアFCなどVリーグの複数のクラブで監督を務めたレ・トゥイ・ハイ氏が癌との長い闘病生活の末、5月7日昼頃に死去した。75歳だった。

ハイ氏はベトナムサッカー界で最も成功した監督の一人とされている。タインホアの監督を務めていた2016年にすい臓がんが見つかった後は、現場から退き治療に専念していた。

長い指導歴の中で数多くのクラブを指揮してきたハイ氏だが、指導者としてのハイライトはSHBダナン時代、そして黄金時代を築いたベカメックス・ビンズオン時代であろう。2005年にはSHBダナンをリーグ準優勝に導き、ビンズオン時代には、リーグ優勝3回(2007、2008、2014)、リーグ準優勝1回(2006)、ベトナムカップ準優勝2回(2008、2014)を経験している。

ご意見番として歯に衣着せぬ物言いで鋭い論評をすることでも知られていたが、一度ピッチを離れれば好々爺然としており、選手だけでなく、ファンやサポーターからも愛された。

最近、体調が悪化したことで医療設備の整ったハノイ市に移り住んで治療を続けていたが、5月7日昼頃に家族や友人らに見守られながら息を引き取った。

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