ベトナム王者が5年ぶりに出場するACL2021 アジアを舞台としたベトテルFCの挑戦がスタート
アジアのクラブ王者を決めるAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)本大会に、ベトナム1部Vリーグ王者が久々に出場する。ベトナムのクラブが本大会に出場するのは2016年大会のベカメックス・ビンズオン以来で5年ぶりのこと。今大会にベトナムから唯一出場するのは、1部昇格2年目となる昨季、クラブ史上初のリーグ優勝を果たしたベトテルFCだ。
ベトテルFCは、かつて国民的人気を誇った軍隊クラブ「テーコンFC(全国優勝/リーグ優勝18回)」を前身に持つ。2009年にベトナム人民軍がテーコンFCの解散を決定(トップチームはタインホアFC、セカンドチームはハノイT&Tに改称)。その後は、軍隊通信グループ「VIETTEL」が下部組織を所有し、ベトテルFCとして活動を続け、2018シーズンのVリーグ2を制して翌2019年に1部昇格。昇格2年目の2020シーズンにベトテルFCとして初のリーグ王者に輝いた。
下部組織はベトナム国内で3本の指に入るほど優秀。ここで育った若手らが主軸となって2部リーグを制した後、毎オフに積極的な補強を繰り返して、他クラブから現役ベトナム代表やVリーグで実績がある外国人選手を獲得。その甲斐あって、現在は非常に選手層が厚くなっており、攻守にバランスの取れたチームになっている。
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