ベトナムフットボールダイジェスト+

祝!WEリーグ開幕、各クラブ強化部に獲得検討をおススメしたいベトナム人女子選手を一挙紹介

FWフイン・ニュー(HCMC所属、28歳)
ベトナム女子代表の絶対的エースストライカー。動き出しの良さと正確なキック、ゴール前での嗅覚を武器に、得点を量産してきた。日本代表とオーストラリア代表からもゴールを奪ったことがある。以前ポルトガルのクラブが食指を伸ばしたが、移籍には至らなかった。ゴールデンボール受賞3回(2016、2019、2020)。シーズン得点女王3度(2013、2016、2017)。シーズンMVP3回(2018、2019、2020)選出。特技はギターの弾き語り。

MFグエン・ティ・トゥエット・ズン(フォンフー・ハナム所属、27歳)

左右両脚をそん色なく使える技巧派のドリブラー。キッカーとしても優秀で、1試合で左右のCKから、それぞれ右脚と左脚で直接ゴールを決めたことがある。同じく以前ポルトガルのクラブが食指を伸ばしたが、移籍は実現しなかった。ゴールデンボール受賞2回(2014、2018)。英BBCが選ぶ「世界に影響を与えた2017年の女性100人」に選出。

FWファム・ハイ・イエン(ハノイFC所属、26歳)

強豪ハノイFCのエースストライカー。パワー不足の感は否めないが、ポジショニングの良さから、ワンタッチでゴールを決めるのが得意。同じく以前ポルトガルのクラブが食指を伸ばしたが、移籍には至らなかった。2019年の東南アジア競技大会(SEA Games)決勝タイ代表戦では、延長戦で値千金のゴールを奪い、ベトナムの金メダル獲得に貢献した。シーズン得点女王4回(2015、2018、2019、2020)。シルバーボール受賞1回(2020)。

DFホアン・ティ・ロアン(ハノイFC所属、26歳)

小柄な体格、愛らしいルックスとは裏腹に、フィジカルコンタクトを恐れない激しい守備が武器。クラブでは主にCBで起用されることが多いが、左右のSBやボランチ、中盤のワイドでもプレー可能。その器用さから、代表では基本ベンチスタートで、トラブル発生時の緊急要員になっている。タイのサイアムスポーツが選ぶ「アジアの美人サッカー選手トップ10」に選ばれた程の美貌の持ち主で、日系化粧品ブランドの広告にも起用されている。Facebookフォロワー数は約26万人。

MFファム・ホアン・クイン(フォンフー・ハナム所属、28歳)

元ベトナム代表MFホー・ゴック・タンと結婚して史上初の代表サッカー選手同士のカップルと話題になった。その後、出産を経て今季電撃的に現役復帰すると、いきなりベトナム代表にも復帰を果たした唯一のママさん選手。日本びいきで、1年間大阪に語学留学した経験がある。足元の技術では国内トップクラスで、サイドから攻撃の起点を作る。

DFチャン・ティ・ズエン(フォンフー・ハナム所属、20歳)

アンダー世代の代表に選出されて着実に成長を続ける期待の若手SB。昨年は怪我でシーズンを棒に振ったが、今季からカムバックしてA代表にも復帰した。アンダー世代の頃から「お人形のような顔立ち」と称されて、ファンやメディアからの注目が高かったが、しっかり実力も伴ったプレーヤーに成長した。Facebookフォロワー数は約4万人。

DFチュオン・ティ・キエウ(HCMC所属、26歳)

少数民族クメール族出身で、ベトナム代表の守備の要として活躍中。ベトナム人女性としては大柄な身長166cmで、スピードとパワーに優れ、主にセンターバックとして起用される。2019年の東南アジア競技大会(SEA Games)決勝タイ代表戦では、負傷を押して延長戦まで120分を戦い抜き、ベトナムの金メダル獲得に貢献した。シルバーボール受賞2回(2016、2019)。

DFアレサンドラ・フイン(フォルトゥナ・イェリング所属、27歳)

ベトナム系オーストラリア人で、ベトナム名はフイン・バオ・イエン。今季からデンマークのフォルトゥナ・イェリングに加入。昨季はイタリア・セリエA女子のSSDナポリフェミニルに所属していた。167cmと上背があるわけではないが、最終ラインの統率に秀でたCBで、昨年は初めてオーストラリアA代表にも選出された。

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