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前HCMC監督のマノ・ペルキンク氏がタイ代表監督に就任 西野朗監督の後任

タイサッカー協会(FAT)は9月28日、タイ代表監督にドイツ系ブラジル人のアレシャンドレ・ペルキンク氏(通称マノ、45歳)が就任すると発表した。契約期間は4か月の短期契約とされており、FATは年末に控えるAFFスズキカップ2020での成績を見て、契約更新を判断したい考えだ。

Photo:FAT

マノ氏は今季、ベトナム1部ホーチミン・シティ(HCMC)の監督を務めていた。ベトナムに来る以前は、タイ代表のアシスタントコーチを務めたほか、アーミー・ユナイテッドFC、スパンブリーFC、バンコク・ユナイテッドなどタイの有力クラブの監督を歴任した。

マノ氏は今季のVリーグの監督で最高月俸の7億VND(約340万円)を稼いでおり、チームも開幕前に元アメリカ代表リー・グエンをはじめ、強力なブラジル人ストライカー3人を獲得するなど大型補強を敢行した。しかし、HCMCは今季、新型コロナでリーグ打ち切りとなった第12節を終えた時点で14チーム中11位に低迷。結果を残せなかったマノ氏は、既に今季限りでの退任が決定的と報じられていた。

マノ氏は現在、家族がいるドイツに帰国中だが、近く渡泰してタイ代表監督という新たな任務に就く。ワールドカップ・アジア2次予選敗退の失望を味わった”西野タイ”の時代を終えて、タイサッカーを熟知したマノ新監督のもとでタイが復活を遂げるのか、これからのタイ代表に注目していきたい。

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