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“ベトナムのメッシ”ことグエン・コン・フオンらを輩出したHAGL JMGアカデミーが解散

ベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)のドアン・グエン・ドゥック会長は、フランス系JMG(ジャン=マルク・ギルー)アカデミーとの契約を終了したことを明らかにした。これにより“ベトナムのメッシ”ことFWグエン・コン・フオンら多くの名選手を輩出したHAGL JMGアカデミーは14年の歴史に幕を下ろした。

HAGLアーセナルJMGアカデミー。その野望の始まりと終焉

今から遡ること14余年の2007年3月、ドゥック会長は所有する5ヘクタールのゴム農園を潰してサッカーアカデミーの建設を開始した。当時はJMGの他に、英アーセナルFCとも提携しており、「HAGLアーセナルJMGアカデミー」という名称だった。アカデミー設立の目標は、アーセナルをはじめとするヨーロッパのクラブでプレーできる選手を輩出することだ。

収穫年齢に育ったゴムの木(2007年当時1ヘクタール当たり3億VND(約150万円))を伐採して、サッカーアカデミーを建設するというドゥック会長の決定は当時、衝撃を持って報じられた。サッカーに並々ならぬ情熱を注ぐドッゥク会長は、その後もアカデミーの維持のために大金を投じていった。

アーセナルと提携して、そのブランドを使用するための資金が年間400万~500万USD(約4億5600万~5億7000万円)とされ、アーセナルとの契約が終わった後も、HAGL JMGアカデミーを14年間維持するために、数千万USDの資金が必要だった。

大金を投じて設立したアカデミーは、まずは順風満帆の船出を切った。全国セレクションで集められ、フランス人指導者に育てられた第1期生たちがアンダー世代のベトナム代表で華々しい活躍を見せたのだ。この時のU-19ベトナム代表の顔触れは、まさにHAGL一色と言っても過言ではなく、HAGL JMGが中心となる黄金世代の到来を予感させた。

アカデミー1期生のFWグエン・コン・フオン、FWグエン・バン・トアン、MFグエン・トゥアン・アイン、MFルオン・スアン・チュオン、DFブー・バン・タイン、DFグエン・フォン・ホン・ズイはその後、A代表の主力にまで成長し、現在行われているFIFAワールドカップ・アジア最終予選のメンバーにも選ばれている。

U-19ベトナム代表時代に彼らが魅せた美しいパスサッカーは、瞬く間にファンの心を鷲掴みにして、それまでラフプレーや八百長の横行で冷え切っていた国内のサッカー熱を一気に再燃させたのだった。

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