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Vリーグ2022戦力分析、“無冠の王者”HAGL 今季の至上命題はリーグタイトル奪取 ACLでの成長にも期待

真のリーグ王者を目指すシーズン

多くのスター選手を擁して国民的人気を誇りながら毎年ファンを失望させてきたホアン・アイン・ザライ(HAGL)は、クラブのレジェンドである“ジーコ”キャティサックを新監督に迎えた昨季、ついに飛躍のシーズンを迎えた。

シーズンは新型コロナの影響で中止となってしまったが、打ち切りが決まった第12節時点で首位に立ち、これによりAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権も手にした。今季の目標はシーズン全日程を消化しての“完全なるリーグ優勝”。これが実現して初めてベトナム王者を名乗ることが出来る。

HAGLは攻守が上手くかみ合った昨季、リーグ打ち切りが決まった第12節時点で、9勝1敗2分の成績で首位に立っていた。ベトナムプロサッカー株式会社(VPF)の決定により、2021シーズンは優勝・降格チームなしと決まったことで、2004年以来となるリーグタイトル獲得が叶わなかったことは、選手やファンたちにとって残念なことだったが、無冠の王者ながらベトナム代表として2022年のACL出場権を獲得した。

2005年大会以来の出場となるACLでは、グループステージで全北現代モータース(韓国)、横浜F・マリノス(日本)などと同じグループHに入った。これはアジアを代表する強豪クラブを相手に挑戦し、その実力を肌で感じることが出来る、またとない機会だ。

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