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欧州移籍のパイオニア“ベトナムの英雄”レ・コン・ビン「グエン・クアン・ハイの海外挑戦表明は勇気ある決断」

元ベトナム代表FWレ・コン・ビンはこのほど地元メディアのインタビューに応じて、同1部ハノイFCの契約延長オファーを断り、海外移籍の意志を表明した現ベトナム代表のエースMFグエン・クアン・ハイについて語った。レ・コン・ビンはかつてJ2コンサドーレ札幌でプレーして東南アジア人初のJリーガーとなったことで知られるが、それ以前にはポルトガル1部レイションイスSCに期限付き移籍した経験もあり、ベトナムサッカー界における海外移籍のパイオニア的存在だ。

これは正しい選択だ

‐この数日、グエン・クアン・ハイのハノイFC退団とヨーロッパ挑戦を表明した話題でもちきりです。クアン・ハイが海外移籍するのに今が相応しいタイミングだと思いますか?

「クアン・ハイは今こそ海外に行くべきだと思う。ハノイFCとベトナム代表では、チームとしても個人としても十分な成功を収めた。彼にとって金銭は大きな問題ではないのだろう。偉大な選手が海外で実力を試したいと思うのは当然のことだ。」

「25歳という年齢はサッカー選手として成熟期を迎えようとする時期。U-19とU-23を経てフル代表でも経験を積み、心身ともに成長した。今でなければ、いつ挑戦するというのか。」

‐初めての海外挑戦で、日本や韓国ではなく、ヨーロッパを移籍先に選ぶことについてどのように考えますか?

「ここで重要なことは移籍先が日本や韓国がいい云々ではなく、どのクラブがクアン・ハイに関心を持っているかということだ。選手の希望で行くのではなく、クラブが求めてくれて初めて移籍できる。そんなクラブがあるなら、行き先はアジアでもヨーロッパでも関係ない。そして、クアン・ハイに関心を持っているというヨーロッパの2クラブはどちらも強豪だ。」

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