ベトナムフットボールダイジェスト+

第4回「ベトナム日本国際ユースカップU-13」はHCMCの初優勝で幕 川崎フロンターレドリームチームは惜しくも準優勝

東南部地方ビンズオン省で開催されていた第4回「ベトナム日本国際ユースカップU-13」は3月20日に大会最終日を迎えた。決勝では、川崎フロンターレドリームチームとホーチミン・シティFC(HCMCユース=ユヴェントスアカデミー)が激突。試合はHCMCが3-0で快勝して初優勝を飾った。

Photo:bongda+

この大会は、川崎フロンターレのベトナムにおけるサッカーを通じた縁から、川崎フロンターレとベトナムのビンズオン省を本拠地とするベカメックス・ビンズオンFCが主体となり開催するU-13の国際大会。

川崎フロンターレドリームチームは、ベトナムのプロクラブである、◇ホアン・アイン・ザライ(HAGL)、◇ロンアンFC、◇カントーFC。◇タイニンFCの下部組織から派遣された選手たちと、現地在住のサッカー少年を対象としたセレクションで選抜された選手の混成チームで、日本人選手も2人選ばれた。

ビンズオン省で展開している川崎フロンターレスクールのコーチが監督を務める川崎フロンターレドリームチームは、グループステージを2勝1敗の成績で勝ち抜き、準決勝では、大会2連覇中の地元ベカメックス・ビンズオンを2-0で下す番狂わせを演じて決勝進出。

決勝の対戦相手はグループステージで0-1の敗戦を喫しているHCMC。川崎フロンターレドリームチームにとっては、リベンジマッチとなったが、前半の早い時間帯にセットプレーで先制を許すと、その後も主導権を握られる展開となり、0-3の完敗を喫した。

最後は力負けとなったが、ベカメックス・ビンズオンと並ぶホストチームの一つとして、大会を大いに盛り上げる存在となった川崎フロンターレドリームチーム。成功裏に幕を閉じた同大会は、これからも毎年恒例の国際大会として継続的な開催が期待される。特に来年2023年は日越外交関係樹立50周年の節目の年であり、更なる大会の規模拡大と日本チームの参加が期待されている。

大会の最終成績と個人表彰者は以下の通り。

1位:HCMC
2位:川崎フロンターレドリームチーム
3位:ベカメックス・ビンズオン
4位:ビンフオック
5位:ビンズオン省選抜
6位:ホーチミン市フーニョン区
7位:ドンナイ
8位:アンザン

最優秀選手:チャン・ザー・バオ(川崎)
得点王:ダウ・クアン・フン(10得点、HCMC)
最優秀GK:ホア・スアン・ティン(HCMC)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ