松沢呉一のビバノン・ライフ

新宿二丁目にあった赤線の位置を空撮写真で見る-アサヒグラフより-[ビバノン循環湯 35] (松沢呉一) -1,402文字-

売防法を買春者処罰の法律にしようとの企みが具体化しつつあるのを受けて、売防法関連、あるいは風会関連の原稿を出そうと思っているのですが、どれも長くてチェックに時間がかかります。

とりあえず、つなぎとして、こんなもんでも読んでいてください。メルマガに出したものです。

新宿二丁目が赤線だったことはよく知られていますが、二丁目全体ではありません。青線との混在です。そのこと自体は知っていたのですが、どこで線引がなされていたのか、ここに出ている空撮の写真で初めて正確に知りました。赤線女給の組合は売防法に反対するため、全国接客業女子従業婦組合連盟という全国組織を結成しているのですが、それについての写真が出ているのも珍しい。

 

 

 

「アサヒグラフ」1956年/昭和31年6月24日号IMG_6797-1

発行日:1956年/昭和31年6月24日
発行:朝日新聞社

B4 34ページ

この時代の売春状況をリアルに知るには雑誌に目を通すしかない。売防法制定前後まで、売買春は、カストリ雑誌のみならず、新聞社系の週刊誌、グラフ誌でも頻繁に取り上げられる社会的なテーマだった。

「アサヒグラフ」のこの号は、5月21日に売防法が成立したことを受けて、巻頭で「赤い街・青い街」という11ページの特集を組んでおり、写真が多数掲載されている。

 

 

next_vivanon

(残り 1014文字/全文: 1582文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ