性感染症について語れる関係と環境を-性病座談会 後編-[ビバノン循環湯 48](松沢呉一)-6,171文字-
「性病座談会・前編」 「性病座談会・中編」に続く「後編」です。座談会はこれで終わりますが、後日談が続きます。
性感染症の予防と対策
—皆さんにお聞きしますが、病気をやったことで学んだことや、以降、気をつけるようになったことはありますか?
エロ「仕事柄、いろんな人たちを見てますけど、プロはまだいいんです。感染のリスクは高いにしても、知識があるし、相談もできます。すぐに対処できますから、そんなにひどいことにはならない。やっぱり素人女性が危ないと思いますよ。すごい性生活をしているのがいますよね」
—男も同じですけど、驚くほど無防備なのがいますね。生でしながら一度も検査をしたことがない。感染しても気付かずに放置してしまうのがこういう人たち。
エロ「プロ意識があるのとないのでは違いますよね。プロでもプロ意識がないのもいますけど」
—エロさんはエロ雑誌の編集だからこそ感染しやすいということですが、同僚も同じようなリスクがあるわけですよね。そのわりにはおたくの編集部で性病になった人はあまり聞かないんじゃないですか。放置しているとも、隠しているとも思えない。
エロ「異常があったらすぐに相談するし、感染したら間違いなく言いまくりますからね。やはり僕の場合は形状によるところが大きい違いんでしょう。それと、体質にもよるんじゃないですか」
—もともとの抵抗力にも関係がありますから。私は感染したことがないんですよ(追記)。検査しても毎回空振りです。喜べばいいんですけど、病院の検査だとけっこうな検査料をとられるので、ちょっと悔しい。“立場上、これではまずい、なんとかこの座談会に間に合わせよう”と思って、ここしばらくピンサロに通っていたんですが、全然異常がない。
女王「でも、発症するまでには時間がかかったりするから」
—そうですね。近々また検査に行ってきます。いろんな人の話を聞くと、どうも体調が悪い時の方が感染しやすいみたいです。
梅毒「そういえば僕も体力が落ちている時でした」
—そういう時はエロ行為は避けた方がいいというのが予防の第一歩。
エロ「でも、徹夜明けとかに限って、したくなる(笑)」
—疲れマラはオナニーで対処したい。
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