クラウドファンディングに協力した人たちに届いた「怪文書」-厄介な「レイシストカウンター」批判 12(松沢呉一) -1,766文字-
「「著作権侵害は親告罪だから」と言い出すことの愚-厄介な「レイシストカウンター」批判 11」の続きです。
わたなべりんたろうのやり方
「レイシストカウンター」のクラウドファンディングに協力した人たちのもとに「怪文書」が届いたという話は以前から聞いていました。
小さく細く一行にプリントアウトされた住所と氏名に手書きで「様」が加えられただけの封筒。裏はセロハンテープで封をされていて、差出人の記載はない。たしかにこれでは怪文書と思われましょう。
中には「レイシストカウンター」のアップリンクでのチケットとチラシが入っているだけ(チラシは入っていなかったという人もいますが、たぶん記憶違いだと思います)。つまり、クラウドファンディングに金を出した人に、わたなべりんたろうがチケットを送った際の封筒なのですが、お礼の文書も何もなし。
これを見て、「最近うちのダンナは反レイシズムなんてものに関わっているので、在特会からの嫌がらせだ」と思って、妻が開封せずに捨てたという話まであります(金を出した人物から直接聞いた話)。
プリントアウトしたものを使うんだったら、それ用のシールくらい買えばいいのに。皆さん、お金を出しているんだから。また、差出人くらいは書くべき。宛所不明で戻ってきて再送する必要もあるのだし、これでは誰がどのような意図で送ったものなのかまったくわからない。
指摘されてからチケットを郵送
この封筒が届いたのは、アップリングでの上映が始まって以降のことで、上映期間が残り数日しかなく、スケジュールが合わなくて行けなかった人の存在も確認済。
少なくとも上映開始までには送るべきでしょうし、なんらかの事情で遅れるのであれば、せめて事前にメール一本すべきです。
そもそもこれを慌てて郵送したのは、チケットが届かないことに怒った人がいたためと思われて、それがなかったら送らないつもりだったのかもしれない。
地方に住む人でも、調整して観ようと楽しみにしていた人がいたかもしれませんが、数日しかないんじゃ、都合がつかない。交通費までかけて、観て不快にならなくてラッキーだったとも言えますが。
説明が何もないため、東京以外に住む人が、近くで上映する場合は改めて招待されるのかどうかもわからず、あまりに無礼な方法に腹を立てて、わたなべりんたろうに抗議のメールを送った人もいますが、それも無視されたと聞いています。都合が悪くなると黙りこくるのがこの人のやり方。
何から何までひどすぎないか、わたなべりんたろう。
こうなると、プレス資料の送付や試写会招待もちゃんと行われたのかどうか怪しいのですが、5千円以上出した人は回りにはおらず、これらはまだ確認できておりません。5千円以上出した方はご連絡ください。
これが噂の「怪文書」だ!!
腹を立ててチケットごと捨てるなど、私の周辺では封筒を保存していた人がいなかったのですが、先ごろ、写真を送ってくれた方がいらっしゃいました。
これ以降、もう一名写真を送ってくれた人がいるのですが、まったく同じ要領です。
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