松沢呉一のビバノン・ライフ

プレス資料を一挙公開-厄介な「レイシストカウンター」批判 22(松沢呉一) -2,175文字-

わたなべりんたろうは著作権侵害を知っていた-厄介な「レイシストカウンター」批判 21」の続きです。

 

 

これが幻の「プレス資料」だ!!!!!

 

vivanon_sentence「レイシストカウンター」のクラウドファンディングに5千円以上出資した人へのリターンとして、「プレス資料を贈呈致します」と明記されています。5万円出していても送られてきていないとの証言を得ていたため、存在しないのだろうと思われていたのですが、このたび、幻の「プレス資料」の画像をゲットいたしました。

驚くべき内容でした。

では、御覧ください。

スクリーンショット(2015-06-21 12.02.16)スクリーンショット(2015-06-21 12.02スクリーンショット(2015-06-21 12.03

 

以上。

コピー3枚をホチキスでとめただけ。解像度が低いので、読めないかもしれませんが、読めなくても大丈夫です。こちらをご覧ください。「レイシストカウンター」のクラウドファンディングのページを一部コビーして、いくらか手を加えただけです。このページを見て金を出した人に、ほとんど同じ内容を送ってどうするのでありましょう。

 

 

 それでもプレス資料

 

vivanon_sentence映画のプレス資料は大層立派なものを作ることもありますが、自主制作、自主上映の場合、金をかけたものは期待できない。コピーだけでもやむを得ないと思いますし、実際、コピーした文字資料に紙焼きの写真を添えるだけのプレス資料はいくらでも存在します。スクリーンショット(2015-06-25 3.25.23)

それにしてもあんまりな内容ではないか。すべてがそうだとは言えないですが、プレス資料には、公開されていない情報が書かれていたりします。パンフレットを制作する場合は、そちらに掲載する予定の内容を流用したり、さらにはどこにも公開する予定のないことが書かれていたり。

プレス資料はメディアがそれをとりあげやすいように情報を提供するのが目的で作られるわけですから、「レイシストカウンター」で言えば、発言を文字起こしして掲載するとか、カットした部分から言葉を抜くとか、いろいろ考えられるわけですよ。試写会で映画を観ながらメモするのは大変ですから、書き手にとっては文字起こしは助かるはず。あるいは、映画に出ていない在特会やカウンターの経緯を時系列に追った資料を添えれば改めて調べなくていいので、書き手は楽です。

よくよく見ると、出演者に肩書が入っていますので、少しはサイトを観てもわからない情報が加えられているとは言え。また、「クラウドファンディング167名、個人的カンパ40名以上」という報告がなされているとは言え。なお、クラウドファンディングのページには163名になっていて、この数字のズレがどうして生じたのかは不明。

しかし、「これがプレス資料だ。マスコミに配布したのもこれだ」と言い張ればそれまでのことです。

 

 

「限定アップデートの共有」とは?

 

vivanon_sentenceプレス資料が実在していることは確認できましたが、なぜ送られた人と、送られなかった人がいるのかは不明。こんなん、誰も欲しくないと思いますが、約束は約束ですから、送られなかった人は文句をつけていい。

スクリーンショット(2015-06-25 3.22.03)今現在も存在が確認できていないのは出資者全員に提供されることになっていた「コレクター限定アップデートの共有」というリターンです。

この言葉は「パスワードを知っている者のみが入れるサイトの設置」といったものを期待させます。この場合は部外者に漏れたところで、問題にはなりにくいので厳格なセキュリティは必要ではなく、FacebookやEvernoteなど既存の無料サービスを使えば手間も金もかかりません。利用者がそれらのサービスに登録しなければならない手間はかかりますが、利用したくない人は利用しなければいい。

あるいはメールで頻繁に情報が流れてくるだけでもいいのかもしれないですが、いずれにせよ、今のところ、これに該当するサービスがあったことは確認できていません。

 

 

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