松沢呉一のビバノン・ライフ

デモのあとはパーティ-ACT UP&TALK OUTのお知らせ(松沢呉一)-2,498文字-

 

デモのあとの高校生たち

 

vivanon_sentenceT-ns Sowlによる高校生デモのあとはパーティでした。たんに「お疲れさま」というだけではない意味がそこにはありました。

当然、未成年は酒は飲んでないですが、それでも彼らは歌い、踊り、語り続けてました。大役を果たした充実感もあったでしょうし、思いを共有する同世代と行動をともにすることができDSCN1862た喜びもあったでしょう。その思いは同級生とは共有できなかったりしますが、ここに来れば仲間がいる。

先輩のSEALDsのお兄さん、お姉さん方もいて、反原発運動や反レイシズムの活動をしてきた上の世代もいます。そこまで至ると、まとめて「おじさん、おばさん」になってきて、彼らには誰が誰かもよくわからなくなりましょうけど、孤立していないことを実感できたはず。

ここで「一人じゃないってステキなことね」と天地真理の歌を歌っても彼らにはまったく通じませんが、高校生が選曲したBGMにRIP SLYMEなどの知っている曲があったところに辛うじて接点を見いだせました。カラオケで新しめの曲ばかり歌ってきたかいがありました。

しかし、一切接点がなくなっても大丈夫、彼らのコールについていけなくても大丈夫、その時はOLDsがあります。

 

スクリーンショット 2015-08-03 22.40.36

 

これも素晴らしいです。自分らは自分らでできることをする。70代、80代が炎天下でビラ配りをするのは大変でしょうから、私も巣鴨でビラ配りをしようかと思ってます。

SEALDsは中高生から老人までを動かしつつあります。

 

next_vivanon

(残り 1921文字/全文: 2565文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ