松沢呉一のビバノン・ライフ

魔都・萬華-台北報告 雑談編 7(松沢呉一) -2,075文字-

魅惑の夜市-台北報告 雑談編 6」の続きです。

 

 

ホームレス・夜市・街娼の街

 

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数ある夜市のうち、私がもっとも気に入ったのは、萬華の夜市です。見方によってはもっとも冴えない、もっとも垢抜けない夜市なのですが、私にはピッタリでした。品揃えには問題ありかもしれないけれど、値段もここが一番安いかと思います。

DSCN5450萬華は大きな運河の脇にあって、造船など、河や海にまつわる産業で栄え、今は凋落しつつも昔の華やかさを色濃く残しており、東京で言うなら浅草、深川あたりの雰囲気です。

ここには龍山寺という台湾最古の寺院があることで知られます。夜だったので写真がうまく撮れなかったのですが、検索すればナンボでも出てきます。

龍山寺の前に艋舺公園があり、ここにホームレスが多数います。萬華はホームレスが集まる場所としても知られているのです。

艋舺公園はコの字型に通路があり、その上は屋根があるため、ホームレスが雨をしのぐことができます(写真下)。夜はそこにいることが許されているのですが、朝になると追い出されます。

この公園の前に着くや否や、街娼のおねDSCN5449えさんに気づき、COSWASのメンバーに聞いたらやはりそうでした。「いかにも」のタイプではなく、パッと見、普通のおばちゃんですが、台湾でも日本でも、街娼の動き、目つきは同じですから、気づく人は気づきましょう。

この近くには素晴らしくスタイルのいい街娼もいました。「男娼かも」と思ったら、COSWASのメンバーがトランスだと教えてくれました。手術済みなのかも。

この人たちは通行人が対象だと思うのですが、ホームレス対象らしきおばちゃんもいます。日雇いの人たちを狙うタイプです。こういう人たちについては3月発売予定の『闇の女たち』の第二部「日本街娼史」を参照してください。

 

 

台北最大の歓楽街

 

vivanon_sentenceこの萬華は歓楽街でもあります。カラオケ屋やマッサージ店の多くは中で売春しています。カラOK(卡拉OK)は中国と同じで、中に女たちが待機しているのですが、萬華の場合は連れ出しじゃなくて、中でするみたい(中国でもそういう店はあるようですが)。カラオケはただの体裁。

 

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