松沢呉一のビバノン・ライフ

CAM4の魅力を語る-毛から世界を見る 17- (松沢呉一) -2,579文字-

エマニエル夫人の陰毛-毛から世界を見る 16」の続きです。

 

 

 

憧れの陰毛は汚かった

 

vivanon_sentence今はなき陰毛を懐かしむ」で、人類の黒歴史を暴いてみたわけですが、世界的に全剃りがデフォルトになってきて、私でさえ短くカットしている時代にあれらを見ると、とてつもなく汚い。

夏休みの自由課題でカビの観察をしようと思って、濡らした食パンを放置しておいたら、一ヶ月目でああなったって感じ。

内村航平に「脇毛を剃れ」と言っている人たちの気持ちが理解できてきます。今からタイムマシンに乗って撮影現場にハサミとカミソリをもって駆けつけたい。

もちろん、皆さん、ビックリするような美人さんで、スタイルも抜群なんですよ。顔を含めた全身写真の時には許せても、陰毛だけ見ると小汚い。今まで幻惑されていました。

それに引き換え、今の人たちは股間がきれいです。ヨーロッパで陰毛が嫌われるようになったのは、「陰毛は汚い」という考えが広がったことが一因になっているのですけど、ツルツルにしてから、ボーボーを見ると、汚く見えるのはよく理解できます。

これ以降はおもにきれいな股間を見つつ、「なぜ短期間で陰毛は消えたのか」「なぜアジアは出遅れているのか」をさらに考察していきます。

※写真はPENTHOUSE1973年2月号に掲載されたトレーディング・カードのページ。PLAYBOYもトレーディング・カードを発行していて、うちにもけっこうな数あるのだが、毛はそれほど出ておらず、しかも金髪の陰毛が多かったかと思う。その点、PENTHOUSEはトレーディング・カードでも陰毛黒々。こんな小さい写真であれば、無料公開部分で陰毛出してもいいじゃろ。

 

 

CAM4とはなにか

 

vivanon_sentenceこのあとしばらくCAM4を駆使していきますが、数日前に、雑誌「サイゾー」の取材を受けまして、CAM4についてたっぷり語りました。次号に出ると思いますが、コメントが数行出るだけでしょうから、その時に話した内容をこちらでもまとめておきます。

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