松沢呉一のビバノン・ライフ

二十五万人の力—アジア初の同性婚実現間近の台湾へ 6(最終回)-(松沢呉一) -3,155文字-

葉永鋕の死が変えた社会—アジア初の同性婚実現間近の台湾へ 5」の続きです。

 

 

 

動くに動けず迷子になる

 

vivanon_sentenceホントにすごい数の人。緊急用の通路は確保されていましたが、写真を撮りたくても、あるところから前には進めず。

客席に入ろうにも人がいっぱいで入れません。前の方から離れて、後ろに戻ったのですが、SMグループのいるところにどうしても戻れません。

両サイドにブースが並んでいます。グッズを販売したり、飲食を販売したりしているのでしょうが、そこにも行けない。

しかし、通路の隅の方では、コーヒーとスフレケーキみたいなお菓子を配布してます。ありがたい。それをもらって「やったぁ」とでかい声を挙げたら、あっちも喜んでました。朝から寿司を食っただけだったので、ホントに嬉しかったのですよ。

とくにそれを宣伝しているわけではなかったのですが、彼らはゲイバーの人たちだそうです。ガチムチでした。

やがては福田君ともはぐれてしまいます。

※写真は暗くなってからのものですが、食べ物を配布している人たち。大人気でした。

 

 

何も見えず、聞こえず、それでもそこにいる

 

vivanon_sentenceあまりに人が多く、門の北側、つまりステージに向かって右側の道路に避難。右の写真がそれ。はるか先にある門の右手のはるか先にステージがあります。

この道も、門から三百メートルくらいは人がギッシリいるのですが、まだしも余裕があります。

ステージが見えないのはもちろん、門の脇に設置されたモニターもまったく見えず、音もほとんど聞こえて来ない。こっちにもせめてスピーカーが必要だったかと思います。どうせ私には中国語は聞きとれないのだけれど。

ここにいてもとくに楽しくはありません。考えごとができるとか、友だちとジックリ話ができるとか、履歴書等の書類作りができるとか、ステージ前ほどは混み合ってないので酸素が多いとか、メリットはそのくらい。

それでも時折、湧く瞬間があります。撮影用のドローンが飛んでくるのです。盛り上がっているところを見せようと手や旗を降ります。それ以外の時間はだいたい静か。

どのくらい人がいたのか、ドローンの映像を見ていただければわかろうかと。

 

 

手を振ってもあんまり意味がなかったですね。

始まりは駅の出口付近だと思います。2分30秒くらいで人が増えてきてもまだ脇道で、上の写真のところ。あそこからはステージは見えないので、勘違いしないように。3分20秒くらいで門が見え、4分10秒くらいのところで、やっと奥の方にステージが見えます。隙間があるように見えるのは緊急用通路です。

 

 

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