マドンナと陰毛とワシントン女性大行進—毛から世界を見る 32- (松沢呉一) -2,410文字-
「女子の鼻毛とケツ毛の処理-毛から世界を見る 31」の続きです。
マドンナが出した陰毛写真
マドンナはやっぱりすごいなあ。
1月21日、トランプ大統領就任の翌日予定されている「ワシントン女性大行進(WOMEN’S MARCH ON WASHINGTON)」に参加することをインスタグラムで表明。
女のアピールですから、正しい写真ですけど、こんな写真を出したらまた叩かれかねない。それでも信念を貫き、これ自体を話題にして、ワシントン女性大行進に人を呼び、勢いをつけようとする。素晴らしいですね。
その点、DJを酷評されたくらいで、性差別だと言い出すビョークとは格が違う。
WOMEN’S MARCH ON WASHINGTONには10万規模の参加が見込まれていて、Facebookのイベントページに参加表明をしているだけでもすでに19万人に達してます。歴史を変えたワシントン大行進と同規模か、それ以上のものになるのは間違いなさそうです。
日本で考えるとものすごい数ですけど、台湾の同性婚支持コンサートは25万人ですから、50万人くらい集まってもいいんじゃなかろうか。
21日は中継を観よ。
毛の評価は揺れ続ける
それはそれとして、陰毛にうるさい私としては、この写真に食いつかないではいられません。マドンナに触発されて、久々の「毛から世界を見る」シリーズです。
これは本人ではないと思います。手が若いし、マドンナは永久脱毛しているでしょう、知らんけど。あるいはPhotoshopでしょうか。なんにしても、これほどカッコいい陰毛はなかなかない。
毛に対する感覚はいい加減です。汚くもなり、美しくもなり、エロくもなり、逞しくもなり、カッコよくもなり。
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