表現への介入を始めた埼玉県警に言葉の銃弾を!!!—BiSHの「GiANT KiLLERS」を手本に-(松沢呉一) -2,421文字-
埼玉県警の暴挙
自民党も公明党も日本維新の会も断じて許すまじ。
これも許すまじ。
「毎日新聞」より
最後のこの部分に注目。
県警幹部は「表現の自由との兼ね合いもあり難しいが、社会に与える影響を考慮した。同様のケースがあれば今後も申し入れを検討する」としている。
「表現の自由との兼ね合いもあり難しい」としつつ、社会に与える影響を自分らの基準で判断して今後もやると宣言。これって警察庁レベルで恒常化しようって狙いがあるのでは?
おそらくこれに対しても「所詮エロ漫画くらいいいだろ」と思う人たちは相変わらずいるんでしょう。
しかし、ここから拡大していくのは簡単です。
たとえばデモで逮捕された人間を取り調べる過程で、「デモに参加したきっかけ」を聞くわけですよ。「新聞記事を見て」「路上でもらったビラを見て」「インターネットの呼びかけを見て」と答えたら、社会に与える影響を考慮して、それらの表現物を作った人たちを呼びつけて、あくまで「要請」として、「こんなもんを書くな」と圧力をかけますわね。
そんなことをしなくても、とっくによだれを垂らしながら権力のケツの穴を舐めている読売新聞や産經新聞、NHKは今まで通りとして、軒並み表現は萎縮する。
といった拡大をそう簡単にはしないとしても、警察が表現を潰しにかかってきたことの意味は重大です。
BiSHの「GiANT KiLLERS」を真似たい
私は昨日、以下の動画を見て、ムカつくヤツらの脳天に銃弾をぶちこんでやろうと決意したところです。もちろん、私は気が小さいので、銃弾と言っても言葉の銃弾ですけどね。銃を持ってないし。
BiSHはやっぱりすげえな。「オーケストラ」「プロミスザスター」に続いてこう来たか。
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