乱交オナニー失敗の巻—ズリネタ調査報告 10(最終回)[ビバノン循環湯 329] (松沢呉一) -2,577文字-
「個室ビデオ愛用者から-ズリネタ調査報告 9」の続きです。このシリーズはこれで終了。原文では、このあとパート2があって、そちらにもカネヤマ君は参加しているのですが、そちらは私の著書の宣伝みたいなものなので、カットしました。もともと「ズリネタ調査報告」自体が、単行本の宣伝のためにやったようなものです。そんなもんの再録がこんなに人気になるとは誰が想像したでしょう。
子どもらしい監禁ファンタジー
東京都の西條さんのズリネタです。
まだちんちん布団にこすりつけたりして気持ち良くなってた頃です。
自分はなんだか基地?みたいなところの一室(博士の部屋、みたいな。一番偉い人がいるところのようなイメージ)にいるんですよ。そこには町中を見渡せるモニターがあります。で、好みのお姉さんが歩いてるのが写ったら、ボタンをぽちっと押すんです。
するとそのお姉さんの足下には穴が開いてお姉さんは落っこち、そのままその基地まで運ばれてきてしまう、という…。
それからお姉さんを閉じこめてえっちなことをし放題。そうやって閉じこめてあるお姉さんが一杯いて、今日はどのコにしようかな(そんな複数のお姉さんのキャラまではきちんと作ってなかったように思うのですが…)、ってのが妄想黄金パターンでした…。
20すぎて、みうらじゅん氏のマンガ(割と初期のものだったような)に全くおんなじ!ようなネタでセンズリこくヤツの話があるのをみて、「おーんなじこと考えんのがいたんだ!」と驚き&呆れ&しみじみしました。
これもどっかの原稿に書きましたが、私がガキの頃は、「尻穴オナニー」というのをよく妄想してました。さらってきた女を並べて、板の穴から裸のケツを出させるのです。
当時はまだセックスのことを知らないので、尻を眺めるだけです。だったら、そのまま眺めればいいのに、何故か板の穴から出させるのです。子どもらしいでしょ。
で、この話を20代の時につきあっていた女に話したら、ビックリした顔をして、「私と同じだ」と言いだしました。彼女も穴から出した女のケツでオナニーをしていたそうです。女が女を対象に欲情するのはよくあるとして、情報交換なんてしてないですし、大人からの情報に影響されたとも思いにくい。なのにどうしてガキのズリネタは共通しているのでしょう。
ユングじゃないですが、伝説、伝承には文化を越えて、同類のパターンが見られるように、ガキのズリネタにも無意識が表出したパターンがあるのかもしれません。
その時の記憶なのかなんなのか、尻だけが出ているエロタイツとか、今でも好きです。
※図版はAmazonから。138円。安い。
ペペ長谷川は礼儀正しい
サービス原稿とは別にズリネタ情報を送ってくれた方がいらっしゃいます。
以下は歌麿さんからのメールです。
実在の人間をズリネタにする場合、許可を取らなくてはいけないから大変、という話が出てきていますが、
だめ連の中心人物、ペペ長谷川氏は以前、
「あなたをオカズにして今夜オナニーしていいですか?」
と、了解をとっていました。まあ、明解な回答があることは少なく、おおむね文字通り、見切り‘発射’していたようですが。
ぺぺさんは大変礼儀正しい方です。
「いいですよ」と答えようもんなら、あわよくばプレイ(セックスを意味する「だめ連」用語です)に持ち込もうとしているのかもしれませんけど。そうじゃなくても、聞かれた方はそう思って警戒しますから、「はい、どうぞ」とは言いにくいですね。
乱交オナニーの誘い
では、数ヶ月前にあったオナニーのお誘いについての話を書いておいて、本シリーズは終了します。
「chuッスペ」の連載に書いた話ですが、知り合いの小娘から、「今晩、乱交オナニーしない?」と誘われたことがあります。
※以下はエロ画像が入ってますので、18歳以上の方のみお進みください。
(残り 1006文字/全文: 2706文字)
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