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松沢呉一のビバノン・ライフ

サイトでは客が集まっていたように見えるのだが—ホワイトハンズの何が問題か[5]-(松沢呉一) -2,257文字-

2017年12月06日20時25分 カテゴリ:連載ホワイトハンズの何が問題か


傾聴ビジネスが失敗した理由—ホワイトハンズの何が問題か[4]」の続きです。

 

 

 

傾聴サービスの料金

 

傾聴サービスのvivanon_sentence料金は1時間5000円。のちに30分3000円という料金も出てきます。割引もあったようですが、話を聴いてもらうだけでこの料金は高過ぎるでしょう。それこそ六本木のキャバクラなみ。話を聴いてもらうためにキャバクラに金を出す人が多数いるという坂爪真吾の仮説ではこの値段でも成立するってことですね。

交通費は別途払ってもらうので、経費はほとんどかからない。このあと見ていくように宣伝費をずいぶん使っていたようですけどね。

その上、レポート作成というサービスがあります。

 

 

1440文字で5,250円。これも高いと思います。この文字数だったら、パターンをいくつか用意して、細部を差し替えれば完成ですから、楽して儲けようとしすぎかと。

5,250円と傾聴料金を合わせて1万円。レポート込みで依頼する客が毎日1人いて、それをすべて自分で対応すれば坂爪真吾は余裕で食べていけます。2日に1人でも食ってはいけます。しかし、そんなに利用者はいませんでした。

 

 

「お客様」の感想

 

vivanon_sentenceサイトがスタートした翌日の2005年5月8日、「お客様の声」が更新されています。

 

 

前月に開業して1ヶ月分の客の中から厳選したってことです。8名います。年齢が出ていないですが、高齢者はいないようです。

以下がそれらの人々に会った場所。

 

 

 

 

16カ所出ています。ここまで少なくとも16名は利用者がいたわけです。これですべてなのだとしても、「1ヶ月の予約受付人数は、20人です」とありますから、ほとんど予定数に近い状態のはずです(のちに新規予約だけで30人まで受付となってます)。

利用者が全く集まらない」という記述とは全然違いますね。どういうことでありましょうか。

 

 

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