金を出してインタビューが掲載されて嬉しいか?—ホワイトハンズの何が問題か[7]-(松沢呉一) -3,306文字-
「客がいないのに「リスナー」を募集する怪—ホワイトハンズの何が問題か[6]」の続きです。
「国際グラフに」掲載されました(笑)
前回商売にもモラルがあると書きました。以前もそんなことを書いていますが、出版だってそうです。虚偽を事実かのように書いてはいけない。著作権を尊重しなければいけない。広告はそうであることがわかるようにしなければならない。今回はそんな話です。
坂爪真吾は『セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱』にこう書いてました。
このサービスは、「高齢者に必要なサービス」として、サービスを開始してすぐに、テレビ番組や雑誌で取り上げられました。
(略)
サービス開始後、あっという間にメディアに取り上げられ、全国から問い合わせが殺到したことに気をよくした私は、「ハッハッハッ、起業なんてちょろいもんだぜ!」と、悦に入ってました。
高齢者サービスと銘打って始まったのではないことはすでに指摘した通り。
このテレビ番組はテレビ東京の「朝は楽しく」であり、雑誌は「国際グラフ」のことでしょう。テレビより先に「国際グラフ」の取材を受けています。
掲載されたあと、「マスコミ掲載実績」のページでも「国際グラフ」を紹介しています。
御存知の方もいらっしゃいましょうが、「国際グラフ」は金を出すとインタビューが掲載される雑誌です。検索するといっぱいその例が出てます。
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