アンセルの別ブランドManixとLIFESTYLES—HIV・エイズに関する動画史[18]-(松沢呉一) -2,034文字-
「世界第二位のメーカー・アンセルのCM—HIV・エイズに関する動画史[17]」の続きです。
Manixブランド
今はサイトに出ておらず、すでに製造されてないのかもしれないですが、アンセルはManixというブランドを持ってました。
ここでは全然路線が違ってコンドームCMの王道である笑いがたいてい入ってます。
水の量が増えていることで、自社製品のサイズや伸縮性を表現したものと思われます。
次はお笑いですが、それなりにリアル。
冗談ではなく、本当にこういう気分になることがあります。「もっともっと」「いや、もう朝だから寝ないと」「まだまだ」みたいな。
以下はステロタイプな笑いを過剰にしたことで新たな笑いを狙ってます。フランスのアンセルのCMですが、セリフは英語なので、流用かも。
いいんだけど、ラストが惜しいなあ。ベッドの下はありきたりで、オチとしてはインパクトも意外性もない。もっと驚くようなところにいるか、ベッドの下から女が出てくるか、犬が出てきた方がよかったのに。
フェイクか、本物か
YouTubeにはよくフェイクCMがあります。「自分だったらこう作る」みたいなのを個人がやっている。コンドームはそれ自体入手しやすく、笑いの蓄積があり、エロなので、作りたくなる商品であり、とくに数が多い。
HIVキャンペーンものも個人制作のものが多数ありますが、こちらは個人でメッセージを伝えることが目的であり、フェイクCMはパロディなので質が違う。
中にはよく出来ているものがあって、ロゴやテロップもそれらしくつけてます。騙されないように気をつけているのですが、もしかすっと紛れ込んでいる可能性があるため、気づいた方がいたら教えて欲しい。
以下は素人が作るんだったら許可を取らずにコラージュすればいいのですが、CMでやろうとすると許可に手間がかかるため、これもその類いのものかと思ったのですが、複数の国の人が投稿していますし、素人が印刷物まで作らないでしょう。
セックス、セックス、セックス。セックスをいっぱい並べるとバカになります。バカバンザイ。
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