松沢呉一のビバノン・ライフ

性表現の規制は学術の発展も阻害している—そろそろ刑法174条(公然わいせつ)と175条(わいせつ物頒布)を見直しませんか?[横道編 8]-(松沢呉一)

イギリス人の包茎率までわかる「Naked Attraction」は教育番組—そろそろ刑法174条(公然わいせつ)と175条(わいせつ物頒布)を見直しませんか?[横道編 7]」の続きです。

 

 

 

あらゆるポイントで性を学べる番組

 

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しつこいですが、イギリス・チャンネル4の「Naked Attraction」は本当に素晴らしい番組です。YouTubeのチャンネルはこちら

教育的であるとともになにより面白い。ちょっと勃起気味な人たちがいるのも面白い。

しかし、半勃ちなのかどうかの判定は案外難しい。チンコを多数見慣れている人はお気づきのように、勃起していなくても、根本から真下に垂れず、前に出るタイプのチンコがあります。斜め下を向くのです。また、まず前に出て、それからおもむろに下に向かうタイプのチンコもあります。私はこれを蛇口型と呼んでいます。下に反っている「くそかき魔羅」とはまた別で、前にせり出しているためにそうなるのです。

前に出るタイプは、つねに半勃ちになっているように見えます。小さな子どものチンコは重量がないため、このタイプが多い。

銭湯ではいろんな民族のチンコを見るわけですが、ナチスはアーリア人は前にチンコが出るタイプが多いという調査をしているはずです。実際白人には多いと思います。これも写真を見せられればわかりやすいんですけどね。

肉付きにも関係するし、チンコの重量にも関係しますが、人種差があるのは骨格の問題かもしれない。

そういうのもいる一方、出演者のチンコにはいくらかは血が集まってきている半勃ちもあると思います。あるいは意識してそうしているのもいるでしょう。

「女は大きさなんて気にしない。むしろ大きいのを嫌う」と言いたがる人は多いですが、この番組を見ていると、極端に大きいのは敬遠されるとしても、小さいのもやっぱり嫌われます。「ほどほどが人気」というより「ほどほど大きいのが人気」。「小さくても形が大事」「長さより太さ」というのもいて、いずれにせよ、自分の言葉でしっかり語れることに感心します。

数は少なくて、20人に1人くらいだと思いますけど、入れ乳がいるのも面白い。入れ乳は美人に多い傾向があります。顔もいじっている率が高いのか、美人は自身の見た目を気にするためなのか、理由はわからん。そのうち番組で入れ乳と美人の関係についてのデータが出てくるかもしれない。

※入れ乳。今時珍しいくらいの丸わかりの入れ乳ですが、彼女も美人でした。この人ではないのですが、全裸になったら明らかな入れ乳で、男に「ナチュラル?」と聞かれて「ナチュラル」と答えて自分で乳を揉んでました。その時の触り具合も完全に入れ乳でした。ここは隠したがるんですね。あそこで聞く男もどうかと思いましたが、ああいうことを堂々聞けることが大事です。この時の彼女も美人でした。

 

 

裸の人間は魅力的

 

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いかに人間は個性的かもわかります。服は個性を際立たせるものと思われていますが、番組を見ているうちに、全裸の方が個性が出る気がしてきて、服を着た途端に魅力が減ずる。男も女もそうです。服を着ている時の人間の評価は服に象徴される社会的地位、社会的役割、社会的分類によるものかもしれない。

ところが、逆もけっこういるのです。裸の時より、服を着た時の方が魅力的に見える。その時の服のセンスもあるんでしょうけど、着衣美人・着衣美男というのがいるのです。こういう人たちは通常セックスする段になって裸を見て「なんか違う」と思われそうです。

全裸美人・全裸美男は、裸で知り合った場合、そのあとが辛いのではなかろうか。人は着衣で社会生活を営んでますから、こちらもまた「思っていた人と違う」ということがありそう。そこまでを追った番組なのです。

男が女を選ぶのも、女が男を選ぶのも、男が男を選ぶのも、女が女を選ぶのも、どれも楽しめるのですが、どっちかというと、私は女が男を選ぶ方を真剣に見てしまう傾向があります。そこも発見。

 

 

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