松沢呉一のビバノン・ライフ

イギリス人の包茎率までわかる「Naked Attraction」は教育番組—そろそろ刑法174条(公然わいせつ)と175条(わいせつ物頒布)を見直しませんか?[横道編 7]-(松沢呉一)

米「Dating Naked」と英「Naked Attraction」/全裸出会い系テレビ番組—そろそろ刑法174条(公然わいせつ)と175条(わいせつ物頒布)を見直しませんか?[横道編 6]」の続きです。

 

イギリスの性事情もよくわかる

 

vivanon_sentenceチャンネル4の「Naked Attraction」では、毎回、性器や毛、恋愛についての一口情報が数値とともに紹介されているのが有益です。陰毛の処理については「テアトロ・オフィチーナの陰毛とチャンネル4「Naked Attraction」の陰毛–毛から世界を見る 6」を参照のこと。

 

以下は包茎について。

 

 

以下は男のすね毛処理について。

 

 

以下は女性のオーガズムについて。

 

 

以下は入れ乳(豊胸手術)と出し乳(小さくする手術)について。

 

 

以下は女性器の個性について。

 

 

毛がないと、マンスジがよく見えるのですよ。そうすっと、いろんなスジがあることがよくわかり、私も「いろいろだなあ」と感慨に浸っていたら、その解説が出て、痒いところに手が届く番組です。

教育番組でしょ。

チャンネル4のことを私が知ったのはたぶん「マックス・ヘッドルーム」を日本でビデオ発売する際の宣伝に関わったのがきっかけだったと思います。30年くらい前。広告収入で成立している局だけれど、BBCとは違う方向を目指す公共放送なのだと。

チャンネル4は教育的放送を責務とし。教育的であるとともに、実験的でもあることが課せられた局です。

 

 

日本では教育機会も奪われている

 

vivanon_sentence欧米+αと日本の差はあまり大きく、教育機会も日本では奪われています。

日本で性教育を学校でやったところで、教員は道徳的、抑圧的な人たちが少なくないため、「売春はいけません」「セックスは大事なものですから、軽卒な行為は慎みましょう」「女は見た目ではなく、内面で人を判断します」なんてことを言ってしまうのが多いと思うのですよ。性教育は道徳教育ではなく、科学、医学として教えるべきです。あるいはデータを示す統計学。道徳をからめるのであれば、旧来の道徳から逃れて、個人が個人の幸福を求めていいことを教えるべきです。

しかも、日本では写真や動画を使って具体的に説明することができにくいので、正確さに欠け、面白くもなんともない。

以下は1920年代の性教育の映画です。

 

 

以下はチャンネル4の性教育番組。

 

 

 

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