松沢呉一のビバノン・ライフ

「世界はマゾでできている@高円寺パンディット」のお知らせ—『マゾヒストたち』[無料記事編 1]-(松沢呉一)

本文は後半です。まずはイベントの概要

 

 

世界はマゾでできている—松沢呉一著『マゾヒストたち』(新潮文庫)発刊記念

マゾしか出ません!!

 

 

 

本年5月をもって休刊となった「スナイパーEVE」で連載していた「当世マゾヒスト列伝」が『マゾヒストたち』として新潮文庫に登場。

18人の選び抜かれたマゾ男の精鋭たちのインタビューとコラムで構成された希有なM男たちの肖像。
その発刊を記念して、マゾヒストたちの生の声を聞きます。

女王様がいてのM男ですが、女王様は出ません。
M男が主人公のイベントです。

 

【出演】
松沢呉一(生活マゾ)

【スペシャルゲストのマゾたち】
クニオ(露出・身体改造・性豪・包茎自慢の変態)
山田龍介(元キックボクサー・ヤプーズマーケット代表)
紅葉(盲目のピアニスト・マゾ)

予定していたゴン太さんは欠席となりました。その代わりに変態界の大物が急遽出演決定。『マゾヒストたち』には登場しない人物ですので、当日までお楽しみに。

※本イベントは16禁です。15歳以下の方はご遠慮ください。

 

 

【会場】

高円寺パンディット

☎︎090-2588-9905


 

【日時】

2019年11月17日(日)

開場/ 13:00
開演/ 13:30

2時間半程度を予定しています。

 

【参加料金】

<お得な本付き料金>

前売 ¥2,500  当日 ¥2,600

<本なし料金>

前売 ¥2,000 ¥当日 ¥2,500

※いずれもドリンク別です。

予約はパンディット(二種の予約は入口が別になってます)

またはFacebookのイベントページで「参加予定」をクリックするだけで予約扱いになります。当日、どちらかを選択のこと。

 

ゲストのプロフィール

 

クニオ 思春期から裏山でセックスを始め、十代でストリップ劇場の楽屋まで出入りするように。以来、全国のストリップ劇場を回り、同時にトルコ風呂にも行くようになった。自身がマゾという自覚はないが、性器に傷をつけて黴菌をつけて化膿させるのが好きで、SMショーにもMとして出演している。自身が身体改造マニアという自覚はないが、ピアスを体中に入れて銭湯に通っている。包茎が自慢で、包茎サークルのメンバーでもある。

山田龍介 ブロのキックボクサーだったが、マゾに目覚めて、名古屋の北川プロのビデオにデビューし、多数のビデオに出演。最多本数に出たマゾ男優かもしれない。結婚し、子どももいたが、家庭を捨てて、マゾとして生きることを決意して上京。浅野ナオミ女王様の奴隷として軟禁生活を送ったあと、監禁専門ビデオメーカー・ヤプーズマーケットの代表に。同社の出演者はヤプーと呼ばれ、経営者・制作者にしてヤプー0号として出演もしている。

紅葉(もみじ) 幼少期に事故で両眼を失明。盲学校に通いながら、ビンタをされたい願望が高まる。数学専攻で国立大学に進んだあと、ピアノの勉強のため、ポーランドに留学。帰国後、自身の欲望を抑えられず、単身、SMクラブに乗り込み、数学、ピアノに続いてマゾとしての実践を開始、V&Rの作品に出演してマゾ男優としてデビュー。本に掲載されたインタビューの段階では独身だったが、その後、結婚。当日はマゾの結婚生活についても聞けるはず。

 

 

売り方が難しい本

 

vivanon_sentence週明けに全国主要書店の店頭に並ぶのですが、イベントの日まで我慢すると、お得です。そう思いながら前売がソールドアウトになって、本を買わずに終わるケースがあるやもしれないので、とっとと買うのもよし。とっとと買った上に、本つきで入場して、1冊は卒業記念、結婚記念、子どもの誕生祝いなどに使うもよし。

このイベントは当初積極的にはやる気がありませんでした。女王様だったらともかく、あるいはM女だったらともかく、また、緊縛師としてのSの男だったらともかく、マゾの男が主人公のイベントをやっても人が来ないべ。

しかし、『マゾヒストたち』は売り方が難しい。新潮社の場合、エロがかったものでも、文学ジャンルだったらいいのですが、ノンフィクションでここまで生々しいと逃げ道がないので、ひっそりと出すしかないのです。

「売るためにできることは炎上だけだな」と思って、「炎上してえ」が口癖だったのですが、新潮社は最近弱気なので、炎上すると回収になるかもしれない。そうなったところで、「印税返せ」とは言われないと思いますが、金さえもらえればいいってもんではない。以来、「適度に炎上してえ」「ちょうどいいくらいに炎上してえ」が口癖です。

 

 

パンディットのおかげで実現に

 

vivanon_sentence「スナイパーEVE」もなくなって、確実に数字につながる媒体がない。

担当編集者も困っているので、なんかやっておくかということになりまして、「わいせつ表現規制を考える」の打ち合わせをした際、パンディットの奥野君に軽く振ったら、ムチャクチャ食いついてきました。私としてはやるんだったら、華のある女王様も呼んだ方がいいかと思っていたのですが、奥野君は「マゾしか出ない方が打ち出しやすいですよ」と言います。

30人でちょうどいいくらいの満員になり、50人突っ込むと満員電車状態になるパンディットの感覚です。100人は呼べないけれど、パンディットだったら満員にできる内容だと奥野君は判断。キャパが大きいロフトプラスワンだとこうはならない。

だったらやるかと思い立ちました。

マゾの重鎮と言っていい人たちは、SM業界的に貴重な話を本の中でしてくれているのですが、この世界のことをまったく知らない人は、雑誌名や店の名前、古い女王様の名前を聞いてもピンと来ないでしょうし、性格的に彼らは出たがらないと思われます。そこで、ビデオに出たり、イベントに出たりしている人、そうじゃなくても話が上手で面白く、特徴的な性癖の人を4人選びました。

「このメンツのうち2人が出てくれれば成立するな」と思ってました。2人の場合は、マゾ的、スカトロ的な体験の多い芸人のチャンス大城を呼ぶつもりだったのですが、チャンスはその日スケジュールが入ってました。どうしようと思ったら、リストアップしていた4人は全員OKでした。やった。

紅葉さんは昨年偶然会っていて、クニオさんも昨年会ってますが、あとの2人は久しぶりなので、私自身が嬉しいです。

私は嬉しくても、このイベントがコケると確実に文庫もコケて、マゾ汁が出てきてやる気をなくし、江戸川の川縁に立って、飛び込む振りをするしかなくなりますので、皆さん、無理して足を運んでください。

続きます

 

 

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