松沢呉一のビバノン・ライフ

とある新年会での罰ゲームに対する告発があったとしたら—包茎復元計画[6]-(松沢呉一)

立ちションをする女王様と包茎を自慢する変態—包茎復元計画[5]」の続きです。

 

 

新年会にて

 

vivanon_sentence規範が内面化して、そのプレッシャーに対抗したり、跳ね退けたりすることができなくなる人たちがいます。それを尻目にクニオさんや元氣安のような変態がそれを突破していき、女王様のようなあばずれが立ちションを実践していくってもんです。

とくに男の場合、こういったプレッシャーは笑いとともに押しつけられていきます。笑われても耐えられる人たちは相当に少数です。

マゾヒストたちを読んでいただければおわかりのように、私はマゾを語る際も笑いをどうしても入れ込みたくなります。彼らに敬意を払っているので、対象になる人たちを笑うことはしないですが、どこかに笑いを入れます。

私はそういうキャラなのでとくにそうなりますが、包茎について語る時も、笑いのトーンになることを避けられない。このシリーズも半笑いになって書いていますし、チンコの皮の伸ばす試みはどうしたってバカにされるわけですけど、私自身が面白ければOKです。

しかし、この笑いはきわどさを伴っていて、深刻な話でも笑って済まされるという結果をもたらすこともあります。

話がすんごい遠回りになりますが、その例をひとつ。あくまで仮想ですが、いつ現実になるかもわからない。

すでにFacebookに書いてしまったので、いまさら隠しても手遅れなんですけど、内容が内容なので、具体名は伏せるとして、先日、某企業の新年会がありました。

毎年やっているので、「あれ? 今年はないのかな」と思っていたのですが、新年会が始まってから、ここの代表のF田という男が電話をしてきました。

「いつも来るのにどうして松沢さんは来ないんだろうと思ったら、案内送るのを忘れていました。今から来てくださいよ」

ひどい話ですよ。「俺を誰だと思っているんだ」と怒りそうになりましたけど、「死に損ないのジジイでしょ」と言われてシュンとなりそうだったので、遠くの銭湯に行く予定を変更して新年会に行くことにしました。

マゾヒストたちの印税で気が大きくなっているので、閉店間際の魚屋でカニとエビをいっぱい買いました。毛ガニやタラバガニは高いので、栗ガニです。気が大きくなっても知れてます。栗ガニは小さいですけど、毛ガニの仲間で、味も毛ガニに近く、ミソも肉も詰まっており、うまい上に安い。生きた栗ガニを15匹ほど買いました。

「これはどうやって食べるの?」と聞かれたら、「バカヤロ、食べるんじゃなくて、元氣安のチンコをハサミで挟むプレイ用だ」と答える予定だったのですが、元氣安は来ておらず、しかも、その質問を誰もしてくれなかったので、用意していたセリフを使えませんでした。

生きているところを見せるために、一匹捕まえてテーブルの上に出そうとしたら、指を挟まれ、えれえ痛かったです。オチがついてよかった。

※新年会の様子。これは一階で、惨劇は二階で起きたので、以下の話とこの写真の人たちは無関係です。

 

 

過酷な罰ゲーム

 

vivanon_sentence私が着いた時、新年会はすでに終盤に差し掛かってまして、しりとりで盛り上がっているんですよ。「いい歳して、正月早々しりとりはねえだろ」と思って、私は参加してなかったのですが、深夜、再度しりとりが始まり、結局私もしりとりに参加。

やったら私も真剣になってやんの。というのも、罰ゲームが過酷なのです。負けると、ネギを鼻の穴か、尿道か、肛門に入れるんですよ。3つから選べるところに人としての優しさはありますが、太いネギなので、鼻の穴と尿道はほぼすべての人は無理。肛門に入れるしかありません。負けるわけにはいかないじゃないですか。

私は酒を飲んでないために有利でありまして、最後まで無事でしたが、2名負けた人がいました。

1時間くらいはやっていたにもかかわらず、2名で済んだのは、ルールが過酷すぎて、後半は「歌しりとり」になって、「どこで切ってもいい」という変則ルールになったためです。「ん」で終わったら、その前で切ってもいい。「桃太郎さん、桃太郎さん」の「太郎さ」で切っていいのです。

マゾヒストたち』でお馴染みの紅葉さんもはそれで逃れてました(ここはなぜか実名。ここに出した写真が紅葉さん。頭に爪楊枝を刺されまくって喜んでます)。

 

 

 

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