松沢呉一のビバノン・ライフ

ウイルスを恐れるのは精神異常とベラルーシのルカシェンコ大統領—ナチスの時代とコロナの時代[4]-(松沢呉一)

ジェノサイドを支えた人々とロックダウンを支えた人々—ナチスの時代とコロナの時代[3]」の続きです。

 

 

 

 韓国とスウェーデンの対比

 

vivanon_sentence日本のCOVID-19の感染者、死亡者とも落ちてきていますけど、まだまだ話は終わりそうにない。

対策がうまくいっている国とされるドイツでは食肉処理場での感染が拡大しています。同じく韓国ではクラブから集団感染が始まって、休校していた学校の再開を延期。

 

 

2020年5月11日「NHK NEWS WEB」より

 

健康な若い世代であればほとんど死なない病気だというのに、いったい何をしているんだか。日本も同じです。それどころか、若い世代が感染を拡大させているという根拠なき決めつけまでメディアが拡散しています。

ウイルスを完全制覇できるとの幻想にとらわれたWHOの世界観にいったいいつまでつきあい続けるつもりですかね。

今朝、受験生たちに話を聞き歩く夢を見たのですが、精神的にきついので、スケジュールを早く決定して欲しいと言ってました。リアルな夢だったな。

今の小学生が中学を卒業する頃には老人になっていて、COVID-19で肺炎になって死にますよ。その前に治療薬やワクチンができましょうけど。

 

 

スウェーデンのドライブ・イン・シアター

 

vivanon_sentence多くの国が脱出口を見出せなくなっている同じ頃、WHOに批判されているスウェーデンでは。

 

 

2020年5月5日「National Geographic

 

新たにドライブ・イン・シアターがオープンして、スウェーデンの人たちは映画を楽しんでいます。

スウェーデンでは50人以上集まることは禁止ですから、映画館では入場者制限をしていましょう。それでも密閉された空間ですから、感染を恐れる人は映画館には行かない。そこでドライブ・イン・シアターです。イヤでも人と人の距離が空く。なおかつ屋外です。

これを始めた人物は「人はただ集まりたいのではなく、そこで共通の体験をしたいのだ」と言っています。まさに想田和弘監督の言う「感応」です, 映画に「感応」するだけでなく、たまたま居合わせた人たちとともに「感応」したい。それがDVDやネット配信で観る映画との違いです。

この記事に出ているように、スウェーデン方式にも国民から不満の声はあるにせよ、前に書いたように、スウェーデン方式の強さはこれからです。社会のダメージが少ないため、継続性があるのです。これからはっきりとその特性が発揮されます。

対してウイルスの完全制覇を狙う国々は繰り返し襲って来るウイルスに脅え続け、その間に経済は停滞し、失業者が溢れ、疲弊した社会は閉塞感に満たされます。これはもう社会の自殺であり、国家の自殺です。

問題はその先に待ってます。

 

 

ウイルスを恐れるのは精神異常とベラルーシ大統領

 

vivanon_sentence今月9日、ロシアではナチスドイツに勝利した記念日で、例年は大々的な軍事パレードが行なわれるのに、今年は航空機によるパレードのみになったと日本でも報道されていましたが、あれにはもうひとつ対になる内容がありました。海外の報道を見ていて気づきました。

以下の記事。

 

2020年5月9日付「STARS AND STRIPES

 

この記事はロシアの式典の様子とともに、ベラルーシのミンスクで開かれた同趣旨の式典の様子を伝えています。3,000人の兵士による通常通りのパレードが行なわれ、数万人の市民がつめかけたとのこと。ほとんどマスクもしていない。どういうこと?

 

 

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