日本では喫煙所までがウイルスで消えたが、今年もリオのカーニバルは開かれていた—YouTubeで見る脇毛[6]-(松沢呉一)
「「世界の卑怯」で語ったアルコールの有効利用とDIE ANTWOORD—YouTubeで見る脇毛[5]」の続きです。
大手から撤退
個人営業の小規模な店に比して、大手のチェーンは蓄えがあるのでやっていけるのかと思いきや、むしろそういう店から消えている印象です。
緊急事態宣言が出ている段階で、そういう店が撤退していて、しかも、そこそこ入っているように見えている店が消えたので意外に思ったのですが、数を減らして赤字を軽減し、客が戻ってきたらまた出せばいいってことなのでしょう。それができる大手は撤退の判断も早い。
私がよく行く範囲では見てないですが、ファミレスも多数撤退しているみたいですね。面積が広く、地代が高いため、あっという間に赤字が膨らみます。
私は昨年までファミレスをけっこう使っていたのですが、タバコが吸えなくなって以降、一度も行ってません。炭水化物制限をするには重宝したんですけどね。
WHOの健康ファシズムに屈服した社会
ちょっと前に、打ち合わせしようということになったのですが、ファミレスを筆頭に、タバコが吸える店がほとんどなくなってしまって往生しました。
分煙で十分だったのに、WHOの健康ファシズムに屈服して、不景気に拍車をかけて国を潰す気ですぜ。だから全体主義者どもは。
これに加えてこコロナウイルスによってタバコが吸える場所がほとんど消えた印象です。
社内でさえ感染防止のために会話もしにくくなっていて、仕事の合間や仕事のあとの喫煙所がほとんど唯一落ち着ける場所になっていました。とくに緊急事態宣言中は店もやっていないために、缶コーヒー片手でくつろぐ人たちで喫煙所が混み合っていて、複数で来ている場合は長話になりやすく、タバコを吸うし、コーヒーを飲むため、マスクを外します。
タバコ屋が設置していた喫煙所でも閉鎖されたケースがあります。店の前に灰皿を置いているタバコ屋が「吸い終わったらすぐに離れてください」と貼紙を出しているのも見ました。たぶん人がいっぱいたむろすようになってしまったのでしょう。
外だったらいいと思うのですが、それを見たコロナ警察がチクったためか、区の設置している喫煙所まで閉鎖ですよ(上の写真)。ひどいなあ。
探してもなかなか見つからないのは喫煙所と脇毛です。
アフリカは全滅に近い
DIE ANTWOORD以外の南アのミュージシャン、ナイジェリア、ケニア、ガーナ、コンゴ、コートジボアール、ガンビア、マリなどのミュージシャンもチェックしたのですが、全滅でした。
でも、今回は大きな収穫がありました。エチオピアは私にとって特別な国で、他の国の音楽は好きではないと思っていたのですが、そんなことはない。いっぺえ、いいミュージシャンがいることがわかりました。
だらだらといろんなMVを観ていて、「あっ」と思いました。
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