真夏にマスクをしていると熱中症になるリスクが高まることを身をもって体験—マスクよりもフェイスシールド[14]-(松沢呉一)
「声楽家用のフェイスシールド・Amazonのフェイスシールドなど—マスクよりもフェイスシールド[13]」の続きですけど、今回は「マスクもフェイスシールドも真夏の炎天下は辛い」という話です。
レバノンの爆発事故で注目した点
レバノンの爆発の映像を観ると、マスク率が低いです。瓦礫の埃が舞い、硝煙の臭いが満ちているはずですけど、事故直後の街でのマスク率は1割か2割かと思われます。
時間が経ってからの救出作業や瓦礫処理作業の人たちはマスク率が上がりますし、この爆発以前のベイルートでももっとマスク率は高いので、爆風でマスクが飛んだのかも。有毒なガスが発生していますから、マスクはした方がいいのでしょうけど、怪我をして息が苦しい時はマスクを外したくなりそうです。
レバノンでの新型コロナによる死亡者は100人に達していません。今回の爆発事故は倉庫エリアが爆心地ですから、爆発の大きさのわりに死者・行方不明者は少なくて、今のところ百人台ですが、それでも一瞬にして新型コロナの死亡者を超えてしまいました。
レバノンでは以前から反政府運動が激しく、政府側はウイルスを味方につけてロックダウンをして反体制運動潰しを画策、これに反発した反政府派がいよいよ反発という流れは以前説明した通り。今回の爆発は政府追及の動きにも火をつけました。
中国のウイルス研究所から漏れた可能性はなお否定できないにせよ(中国政府が調査を拒否している以上、疑念は消えない)、人為的に作られたウイルスである可能性はほぼないですから、ウイルスだったら自然災害みたいなもの。対して今回の事故は100パーセント人為災害であり、これは腹が立ちましょう。政府の責任は逃れられない。
TBSの報道で気になった点
それはそうと、この動画が気になりました。
コメ欄には「ヘルメットをしていない」などと批判されていますが、現にこの人は事故ってないんだから、必要がなかったという話でしかない。どうして他人の判断を否定したがるかね。
そんなことより大事なことがあります。
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