松沢呉一のビバノン・ライフ

南アのBLMと農場襲撃に対するプロテスト—ポストコロナのプロテスト[5]-(松沢呉一

選別的ロックダウンの皺寄せを受ける人々のプロテスト—ポスト・コロナのプロテスト[4]」の続きです。

 

 

南アのプロテスト

 

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このシリーズでは本家米国のブラック・ライヴズ・マターはあまり出てきません。YouTubeがオススメしてくるので、それに従って観てますが、数が多すぎて全部は観てられず、また、KKKや武装した自警団との対立、BLMプロテスターへの発砲など、テーマが多すぎて整理するのが大変。

日本でもそれなりには報道されているし、取り上げている人も多いでしょうから、そっちはお任せして、私は別エリアを担当します。米国はまだしもわかりやすくて、他のエリアの方がより複雑な問題が生じていたりします。

今回はアフリカ。抗議というより連帯の意思表示と、ジョージ・フロイド追悼の意味合いです。

 

 

 

この動画では南ア、ケニア、ガーナのプロテストを取り上げてます。

この映像で「おっ」と思ったのは、ケニアの女性が「すべての人に正義を」といった話をしている中で、LBGTも出しているところ。人権を主張するのであれば、当然LGBTも入ってきますが、イスラムの強い国々はもちろん、エチオピアのようにキリスト教が強い国でも露骨なホモフォビアが残っていて、法で処罰されます。しかし、少しずつアフリカでもこういう人たちが増えています。彼女は大学生ですかね。

ケニアでは「Youth Lives Matter」というプラカードが出ていて、ブラックマターから他のマターへの拡大については、各地で批判も出ています。「問題が曖昧になるので、 ブラックに絞るべきだ」と。しかし、それぞれの国で人権問題は山積されていますから、拡大するのは当然かと思います。

3か国とも公共の場でのマスク着用を義務づけられていて、半数以上はマスクをしていますが、とくに南アはスピーカー以外100パーセントかも。

 

以下は上とは違う南アのBLM行動。

 

 

インタビューを受けている人以外はやはりマスク率10割。南アに限らず、アフリカは布製のイカすマスクが見られるのが特徴。

一方で南アなどのアフリカの国々を舞台にした壮大なBLM問題が進行していました。

 

 

アフリカで拡大するワクチンの実験とプランデミック

 

vivanon_sentenceプランデミック派としてのアンチ・ワクチン、アンチ・マスクは、アフリカ大陸でも相当広まっているようです。

以下の映像がそれを示唆します。

 

 

 

 

これは7月のもので、南アフリカで、オックスフォード大学が開発中のワクチンの最初の治験が行なわれることに対するプロテストです。以前から囁かれていた、アフリカが「ワクチン実験場」になるとの危惧が現実のものになっています。

BLMと対照的に、こちらは誰もマスクをしてません。マスクをしている後姿の男たちは警察でしょう。冒頭でマスクを焼いていて、ただのアンチ・ワクチンではないことを示唆します。すべては仕組まれているのだと言いたいのではなかろうか。プランデミックです。

後半でてくる茶髪の女性はTraditional Healers Organizationのメンバーで、伝統医薬、祈祷といった施術をする人たちの団体です。西洋医学と共存派もいるでしょうけど、西洋医学否定派の人たちがこれに怒るのは当然の流れです。

つうか、そういう人たちじゃなくても疑問を抱いて当然。「オレらはモルモットじゃない」というアピールも見られます。

 

 

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