松沢呉一のビバノン・ライフ

メキシコシティの国立宮殿に投げられた謎の爆発物—ポストコロナのプロテスト[60]-(松沢呉一)

ただのフーリガンと化したフェミニストたち—ポストコロナのプロテスト[59]」の続きです。

 

 

 

女にも破壊し、放火し、人を傷つけることが好きなのがいるってことはわかるけれど

 

vivanon_sentence落書きくらいはいいとして、今年の国際婦人デーの覆面部隊は、私の許容範囲を完全に超えてました。

 

 

 

 

状況によっては警察車両を壊すくらいいいだろと思うわけですが、この場合はそうは思えない。機動隊はデモを中止させるようなことはしておらず、無抵抗の人間を逮捕したり、警棒で殴りつけたりもしていません。警察車両の破壊は警察がデモ隊に対して不当なことをして初めて肯定されるものでしょう。

この建物は国立宮殿です。これは連邦政府が現在も使っているようですが、歴史的建造物に火をつけることには反対。全焼したら取り返しがつかない。

フェンスを守っている人たちがいますが、反中絶派かもしれない。反中絶派が警備に出て衝突したとの記述がどこかに出てましたので。おそらくクリスチャンのグループでしょう。私としたことが、そっちに味方したくなります。

 

 

国際婦人デーの爆発物

 

vivanon_sentence50″あたりから、何かが連続して爆発しています(この2回の爆発としてあるものと、3回爆発したとの報道とがあって、どっちが正しいのか不明)。香港プロテスターがやっていたガスボンベの時間差爆発かとも思ったのですが、それにしては大きいし、爆発の直前に何かが投込まれているようにも見えます。

拡大してみました。

 

 

 

飛んでいる段階で光っていますが、通常の火炎瓶ではこういう光り方はしない。また、ああも広範囲に火が飛ばない。理系女子アナキストが何か工夫をしたか。

 

 

火炎瓶ではない

 

vivanon_sentence探してみたら、別角度からの映像がありました。

 

 

 

 

 

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