松沢呉一のビバノン・ライフ

深夜も営業している飲み屋の実情と「公園飲み」の実情—緊急事態宣言に抗する[7]-(松沢呉一)

その先を見せてくれる人たちにしか金は出さない—緊急事態宣言に抗する[6]」の続きです。

 

 

夢で見た報告書

 

vivanon_sentence東京ももうじき緊急事態宣言が解除されるようですが、営業時間の短縮なんて最初から意味がないんだから、とっとと解除してしまえばいいし、解除しなくても守る必要なし。

ジムに通っている人たちから聞きましたが、営業短縮でえれえ混み合って、知人が通っているジムは通常の営業に戻したとのこと。今回の緊急事態宣言前から、「前倒しになって混み合って、かえって危険」という指摘は出ていて、私もそう書いていました。誰に指摘されることなくとも、そうなるのは明らかだったんだから、少しは考えればいいのに。

要請する行政も行政なら、従う方も従う方、その果てにジムは続々潰れていて、何をしているんだか。好きにすればいいけれど、「バカじゃなかろか」とだけ言っておきます。

最近はコロナ関係はどうでもよくなってきていますが、コロナ以降、 情報の収集に余念がなく、営業時間の短縮には科学的根拠がないという話も英国の記事を読んでました。

調査報告書の類いを読むことが続いて、時々夢でも見ます。昨日も見ました。いい報告書が出たんですよ。それを読むだけの夢。

パンデミックにおける世界各国の国民のストレスと飲酒との関係を調べた報告書で、深夜でも自宅以外で酒を飲める都市ほどストレスが少なく、プロテストが暴力的にならないという結果が出ていて、日本はもっともストレスの少ないグループに入れられていました。

夢では、その結果を読んで納得しただけでしたが、その報告書の内容を補足しておこうと思います。

 

 

深夜公園で酒を飲める日本はいい国

 

vivanon_sentenceこの時期に限らず、公道や公園など公共の場で飲酒が禁じられている国やエリアが多いですし、深夜の酒類販売が禁じられている国やエリアも多いのに対して、日本ではどちらも規制なし。未成年者への販売が禁止されているだけ(詳しくは「世界でもっとも楽しい都市ランキング2部門で東京が1位」のカラクリ -飲酒文化と風営法」参照)。

コロナによって夜9時以降の営業が禁止されている国やエリアでは1時間、2時間程度では飲み足りず、話し足りないので、「あとはうちで」ということになって、誰かの家で飲み続ける。狭い家で飲めば感染リスクが高まる上に、エンドレスになりやすい。

日本では、営業時間の短縮で9時で店が閉まると、コンビニで酒とつまみを買って公園に行きます。外でもつねにマスクをしている人たちは実感がないのかもしれないですが、公園だったら感染リスクは限りなく低い。タバコも吸えます。

今考えると、ドイツで叩かれていた高校生たちの屋外コロナパーティは正しかったのです。

でも、寒いですから、1時間もすると酔いが覚めてきて、電車があるうちに、「そろそろ帰るか」になります。あとは寝るだけ。健康的な生活。

※公園の写真は撮ってないので、夜の街を適当に。

 

 

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