緊急事態宣言解除後のマスク率—コロナ気分からワクチン気分へ[4]-(松沢呉一)
「陽気によるマスク率の変化—コロナ気分からワクチン気分へ[3]」の続きです。
緊急事態宣言解除
一昨日の月曜日はあいにく小雨が降っていました。「雨が降るとマスクをする」ってことはないでしょうが、「陽気がいい」って感じではなかったので、気分は土曜日と大きく違いそうです。
土曜日とだいたい同じコースでカウントして、雑司ヶ谷から池袋にかけてのノーマスクは5名でした。土曜日と同じです。
4名は中高年の男性で、うち1名はクリーニング屋が服を車に運んでいるところでした。奥で作業をしている時にはマスクをしていないのでしょう。作業をしている場所は湿度と温度が高いので、何人かいてもしなくてもいいのだと思います。
カウント外にしてもいいのですが、「車に荷物を運んでいる時は除外する」という規定がないものですから。こういうのはルールが一定であることの方が大事です。
うち1名は若い女性で、手にマスクを持ってました。「あとは家に帰るだけ」というので外したのだと思います。
マスクを口より下に下げている人は5名。ノーマスクと合わせて10名。下げている人を含めての数字ではありますが、緊急事態宣言後初の二桁です。
してみると、土曜日の数字はたまたまではなく、住宅地のマスク率はやはり少し下がっているかもしれない。
駅前ではノーマスクが増加傾向
東池袋経由で池袋に行き、前回同様駅周辺でカウントしたら、今回はノーマスクが5名。はっきり増加しました。うち4名は駅の真ん前ではなく、信号を東側にひとつからふたつ離れた場所です。
1人は30代と思われるダンディなスペイン人。なんでスペイン人だと思ったのかというとヒゲを生やしてました。あごひげまで伸ばしていたので、間違いなくスペイン人です(実際のところ、何人かわからるはずがない)。単独で食い物屋に入ろうとしてました。
1人は若い男性で、ネックウォーマーをしていたのですが、下げてました。ネックウォーマーやマフラーで口を覆っている時は「マスクをしている」にカウントですが、下げている時はノーマスクにカウント。マスクは下げていてもマスクですが、ネックウォーマーやマフラーは下げるとネックウォーマーやマフラーとなって「マスクを下げていた」にカウントされなくなります。完全ノーマスクです。
私も今年に入ってからはネックウォーマー派でしたが、2月でおしまい。もういらんじゃろ。この日の私はTシャツの上にパーカーだけです。
1人は家族連れのお父さん。30歳くらいかな。お母さんと子どもはマスクをしていましたが、お父さんはノーマスク。おそらく住民。パルコの横の通路を抜けて北口方面の中華料理屋にメシを食いに行くところです。
1人は20歳くらいの若い女性で、若い男性と一緒にいたのですが、男性はマスクをしてました。デートではなく、仕事中じゃなかろうか。1日コーヒー一杯分の料金で英会話がペラペラになる学習キットの契約を終えて、その餌食を駅に送っているところです。適当。
残りの1人は駅を出てすぐのところにいました。
この写真の人。
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