「私っていくつだと思います?」と「私ってどこの国から来たと思います?」[中]—サイレント・エピデミック[第一部付録編 2]-(松沢呉一)
「「私っていくつだと思います?」と「私ってどこの国から来たと思います?」[上]—サイレント・エピデミック[第一部付録編 1]」の続きです。
なぜ「いくつだと思うか」を人に聞くのか
コンビニで買った蒸しパンを帰り道に食いながら、「女子にはなんでああいう返しをするのがいるんだろ」と考えました。
ここで「女子」と限定しているのは私の経験からですが、おそらく世間一般、「いくつだと思いますか」と返すのは圧倒的に女子でしょ。
私であればたとえば「東京でもっともヘビが棲息している区はどこでしょう」といったようなクイズ的な質問はします。
現実にはこの質問は難問すぎて誰かにしたことがないですし、私も答えは知らないですけど、自然環境に限定すれば、小さな棲息エリアが多数に分散しているより、大きな棲息エリアの方が個体数は多くなりそうです。
トータルの面積が同じでも、大きい棲息エリアの方が天敵である人との接点が少ないため、駆除されにくい。また、人との接点が多い場所は猫が多い場所ですから、遊びで猫に惨殺される個体数も増えます。
それを考えると葛西臨海公園のある江戸川区じゃなかろうか。江東区、品川区、大田区にも湾岸沿いに広く棲息エリアがあり、とくに大田区は多摩川に面しているため、上流からの補給がつねになされますが、江戸川区には大きな川も小さな川も多数あります。暫定の正解は江戸川区ってことで。どうでもいいか。
※2019年9月27日付・ブログ「思い通り」より このブログ主も「いくつに見える?」は女の質問として、その意味を検討しています。このブログ主は男ですが、男だからそう思い込んでいるわけではないのは下記↓を参照のこと。
「女性に歳を聞くのは失礼」という礼儀と関係しているのか?
世間一般に「女性に年齢を聞くのは失礼」という考え方がありますが、これは年齢を言いたくなくなる20代後半以降に該当する話であり、20歳前半までの女子に脈絡なく歳を聞くのはありでしょ。
気にしないだけでなく、たとえば20歳なのに25歳に見られるのはしばしば「大人っぽい」「色っぽい」といったプラスの評価を伴いますから、嬉しいこともありそうです。
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