松沢呉一のビバノン・ライフ

ウイルス起源に関する米報告書に向けての心構えと人類絶滅に向けての心構え-(松沢呉一)

 

米政府によるウイルス起源についての調査報告が間もなく発表される

 

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今日は米政府のCOVID-19起源再調査報告書の期限日ですが、発表は少し遅れるようです。

米政府が入手したと報じられていた中国の遺伝子情報がどういうものなのかが気になるところですが、どうせ私が見てもわからんですので、専門家の解説を待ちます。

私は人口ウイルスはあり得ないかのように書いた記事についてはすでに訂正を入れていて、準備万端整っています。間違ったと気づいたらすぐさま訂正を入れたいものです。言ったら言いっぱなしはよくない。

人工ウイルス説だけでなく、漏洩説を含めて「陰謀論だ」と否定した人たちも訂正をする準備をしておいた方がいいかと思います。どんな結果が公表されるのかまだわからないですけど、とくに漏洩は十分にあり得ます。

そんなことより、私は「フレッド・グテル著『人類が絶滅する6のシナリオ』より」シリーズの副反応で苦しんでます。わかってもらえないかもしれないけれど、人類が絶滅しそうであることを受け入れるには時間がかかるんですよ。

今月中に「ビバノン」の公開記事本数3千本を達成しようと思って、無理して1日2本ペースの更新を続けてきたのですが、力尽きました。来月でいいや。今日はこの1本で軽く済ませます。

※2021年8月24日付「JIJI.COM」 この記事によると一部非公開になる可能性があるようです。遺伝子情報は違法に入手しているんでしょうから、そこは非公開なのかな。

 

 

千年に一回のはずの豪雨がまたも中国を襲う

 

vivanon_sentence元の本を読んだ段階では「へえ」って程度だったんですけど、ちょうどこのタイミングで中国やドイツなどで洪水があって、日本でも大雨が降って、地中海ではギリシアからスペインまでの各地で45度を超える気温を記録して、各国を合わせると数百という単位で山火事が発生して、グリーンランドでは観測史上初の降雨が記録されて……といった具合に現実の世界があの本の内容を後追いしてきて、報告書も見事なタイミングで出てきたので、ジワジワと追い詰められるような気分になってしまいました。

今に始まったことではなく、このままでは終わると気づいていた人たちにとってみれば、「今頃何を言っているんだ」ってことですけど、20年か30年、情報をリニューアルしていなかったために怒涛のように押し寄せてきました。

今に始まったことではない上に、今後もこの勢いは止まらず、ここ数日、洪水被害が続いています。

テネシー州

 

 

記録的。

中国では一ヶ月前の再演。記録的。いくつかの地域では最大級の警戒警報が出ています。

 

 

 

 

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