松沢呉一のビバノン・ライフ

ハリケーン・アイダの猛威と中国大連市の高層ビル火災—これから人類に起きること-(松沢呉一)

 

ハリケーン・アイダが米国南部を襲撃

 

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一時期は世界のプロテストの中継を何時間も観ていたものですが、最近は気象中継をよく観ています。昨夜は、歴史的巨大ハリケーン・アイダが米国南部に上陸というので中継を観ていたのですが、上陸前だったので、ただ雨が軽く降っているだけじゃった。

朝起きたらすでに上陸していて、現在もいろんなチャンネルが中継しています。

ざっとこんな感じ。

 

 

 

支流はすでに氾濫しているようですが、ミシシッピ川本流が氾濫することが心配されております。

 

 

異常気象から逃れられる場所はない

 

vivanon_sentenceもう地球上に異常気象から逃れられる場所はありません。

以下は15日から21日までの世界の災害のまとめ。

 

 

 

森の中にあるログハウスみたいなところに住んで、遊びにくるリスや野鳥に餌をやるような生活はいいなあと思っている人は多いでしょうが、そういう家から焼けていきます。地中海沿岸やカリフォルニアでは、別荘地がまるごと焼けているばかりか、一般の住宅地まで及んでいますから、緑の多い環境のいい場所に住むのは危険。

気温が45度に近づくにつれて森林が燃え始めるので、日本でも40度を超えるようになったら要注意です。

窓を開けると、そこは海で、釣り竿を垂らすと、次々と魚が釣れる夢を私はよく見るのですが、海面上昇で、そういう家から沈んでいきます。小規模なので、この動画にはないですが、どっかの国で海沿いの家が倒壊した動画が出てました。

地中海沿岸の山火事は、ポルトガルとモロッコにも及んでいて、これで地中海沿岸は焼きつくしたって感じです。もちろん、すべての森林が焼けたわけではないですが、ギリシアもイタリアもフランスもスペインも燃え続けているので、同時に少なくとも数十ヶ所が燃えているのでありましょう。

アルジェリアが山火事をモロッコのせいにしているのはやっぱり間違っていると思うなあ。報復のためにアルジェリアがモロッコに火をつけた可能性もゼロではないにせよ。

ここには出ていないですが、18日にはスウェーデンも記録的豪雨でした。観測史上最大の降雨量とは言え、道路に損傷が出た程度だったため、ここでは取り上げなかったのだろうと思います。そのレベルまでを含めた観測史上最大・最高値の記録は日々全世界で書き換えられているのです。

 

 

アマゾンが燃えていく

 

vivanon_sentence以下はその次の週。

 

 

ロシア、米国、カナダが燃え続けているのは予定通りとして、ボリビアの山火事も大きい。

ボリビアでも山火事自体は「いつものこと」らしくて、今年は総計15,000ヶ所以上で山火事が発生しているのですが、昨年はもっと多かったとのこと。まだまだこれからですから、昨年を超えるかもしれないですが、いずれにせよこの山火事はアマゾンの森林伐採が遠因。アマゾンが死にかけているってことです。山火事で野生動物も多数死んでいましょうが、その前から生息場所が伐採されているので、長期か短期かの違いでしかない。

 

 

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