20年ぶりくらいの職質—職質とマスクの関係-(松沢呉一)
警察のパトロールが多くないっすか?
「諦めた人から先に死ぬ「死ぬ死ぬ団」の活動—COP26を経て考えていること」に書いたように、先週は下落合のガソリンスタンドで多数の警官がワゴン車を取り囲んでいるところに遭遇しました。あれはなんだったんだろ。
その2日後にはうちの近くで火事があって消防や警察が出動したわけですが、その後もやたらと警察と出くわします。
ここに出した写真は火曜日の午後10時頃だったと思います。突然、おっちゃんが路上で倒れたところに通りかかりました。
この写真ではわからないですが、この向こう側におっちゃんが倒れていて、救急隊員がケアをしています。ちょっと覗いたところでは意識はなかったように見えました。
背中が見えている女性は連れではなく、たまたま通りかかって通報した人。おばちゃんは動転しているのか、話が要領を得ないながら、おっちゃんはとくに何もないまま突然倒れた模様。
救急車はこの手前の道路で待機していて、たぶんこのあと運ばれたのだと思います。
なんかありそう
これは通報ありきの当然の出動ですが、パトロールをしているパトカーをよく見かけるし、職質しているところもよく見ます。オリンピックの最中は警備がちいとも厳しくなく、観光客が来てないので当然だったのですが、今になって厳しくなっているのはなんでじゃろ。
検索しても「警備が厳しい」とか「職質が多い」といったことを書いている人は多くはなく(いるのだけれど、つねにそういう人はいるわけで、とくに今多いとは思えず)、警備や職質を強化しなければならない事情も見当たりません。
しかし、少なくとも私に関しては警察と出くわす頻度が明らかに多い。また、通常職質は夜ですけど、明るい時間にも見ていて、なんかありそうだなと思うのですが、何があるのかは不明。
「これはなんかあるな」ともっとも実感したのは、私自身が職質された時です。
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