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ヴォルティススタジアム

【徳島vs岡山NE】プレビュー:勝ち上がりを目指す天皇杯1回戦。しかし同時にそれは大事なリーグへの準備とすべき一戦。(1493文字)

■第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 1回戦
8月29日(土)徳島vsファジアーノ岡山ネクスト(15:00KICK OFF/鳴門大塚)
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今週末のゲームは天皇杯。由緒あるビッグトーナメントであり、そこでの上位進出は非常に大きな栄誉に値する。それゆえヴォルティスもその戦いには当然全力で臨み、ひとつでも上へ勝ち進むことを貪欲に目指さなければならない。

しかし、率直なところで言えば、チームにとってのプライオリティーはリーグの方が高いはず。そう考えると迎える天皇杯1回戦も9/13に再開されるリーグに向けた準備のひとつという意味合いを強く持つ。それだけに選手たちは結果だけに留まらず、J1返り咲きへの可能性をつなぐ残り12戦で成果を挙げるための成長もこの一戦で掴まなくては。

では具体的にどのような成長が求められるのかというところだが、やはりそれは得点を取り切る力の向上だ。理由は改めて言うまでもなく、ヴォルティスにとってその不足は今シーズンずっとの課題で、3連勝のチャンスが多分にあった先週末のリーグ戦(vs磐田)でもそれを欠いたことにより敗れてしまったから。
そこで選手たち、特に攻撃陣には自らのフィニッシュシーンのプレーを見つめ直すことが要求される。ボールの止め所や持ち出すコースは甘くないか、相手GKやDFの位置はイメージに入っているか、そして何より肝心なシュートの瞬間にしっかりと落ち着きを持てているか──。それらをひとりひとりが今一度チェックし、足りていない部分があればそこを強く意識に持って、今週末の実戦の中でその改善を追求する必要があろう。

それと、リーグへの準備という面からもうひとつ、この天皇杯は組織全体の底上げにも活かしたいゲームである。と言うのも現在チームの台所事情はかなり厳しい。まず木村祐志や井澤惇らがすぐには復帰できない程度のケガを負ってしまっている。また内田裕斗や佐藤晃大は負傷からの戦列復帰を目指しているが、短くない期間実戦を離れていることでコンディション作りは簡単でない。フルトレーニングをこなせるようになってもゲーム体力は別物だし、判断などの思考スピードもすぐに元通りというわけにはいかないだろう。さらにリーグ再開初戦(vs長崎)は攻守にわたる貢献を見せ続けていたアレックスが累積警告による出場停止。チームは左サイドの中心的ピースを欠くことになる。
そのような状況から今のチームにおいては組織全体の力が非常に重要なだけに、こうした実戦機会を通してバックアッパーのレベルアップもぜひ図っておきたい。誰がピッチに立っても遜色ない戦いが出来るように。

対する相手は2012年の同大会でも顔を合わせた(その時は5-1で勝利)ファジアーノ岡山ネクスト。同じJ2で凌ぎを削る岡山のセカンドチームだ。属しているカテゴリーがJFLということからヴォルティスとしては格下との対戦という表現も出来るが、大学生に敗れた苦い過去もあるだけに油断などは絶対出来ない。加えて、前述した成長や底上げは必死の姿勢があってこそ得られるもの。送り出される選手たちはそのことを強く意識し、仮にセーフティーなリードを持つような展開になっても決してそれを失ってはいけない。

リーグでなく、しかも大会1回戦ということで注目度はやや低めかもしれないが、目の前の一戦は大きな意味を持った大切な位置付けのもの。チームもそのことを十分に理解し、高いモチベーションと目的意識を持ってそれへ臨むだろう。どのようなプレーが展開されるか今から興味深い。

reported by 松下英樹

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