ヴォルティススタジアム

【トピックス】JFAリスペクトフェアプレーデイズ2016

試合前、「差別/暴力根絶宣言」を読み上げる石井秀典選手と北九州・風間宏希選手。

J2第31節ギラヴァンツ北九州戦のキックオフ前の整列時には、両チームのゲームキャプテンが「差別/暴力根絶宣言」を読み上げました。この宣言は、サッカーやスポーツの現場で顕在化する様々な差別や暴力に断固反対し、差別や暴力のない世界をつくるべく、日本サッカー協会(JFA)がおこなっているもので、Jリーグの全チームも取り組み、J2リーグでは第31節の全試合で実施されたものです。

今年が3回目となるこの取り組みは、「FIFA フェアプレーデイズ」に合わせてのもので、今年も「差別撲滅、暴力根絶」をテーマに掲げ、啓発を一過性のものとせずに継続していくことを大事にしています。

先日の試合では、徳島ヴォルティスの石井秀典選手とギラヴァンツ北九州の風間宏希選手が宣言をおこないしました。日本語の表現として、対戦するチームを『敵』と表することもありますが、対戦相手がいないと試合をすることも出来ません。対戦する相手には敬意を払いつつ、勝利を求めて全力で戦うことが、観ているファン・サポーターへの一番の報いになるはずです。

また、そのピッチで戦う選手は、ファン・サポーターをはじめとして多くの支えがあってサッカーに打ち込むことが出来ています。互いの関係をリスペクトし合い、共に素晴らしいスタジアムの雰囲気を作っていくことが、大事だと思いますし、それこそがサッカーの楽しさの1つであると思います。そして、そういった雰囲気をスタジアムから発信していくことが、世間での「差別撲滅、暴力根絶」につながることがあれば、Jリーグ、サッカー、大きな枠ではスポーツの役割を果たすことになるのではないでしょうか。

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