ヴォルティススタジアム

【甲府vs徳島】試合フォトレポート:アウェイで貴重な勝点3。4連勝も「本当にここで緩めないことが大事(ヨルディバイス)」

■2019明治安田生命J2リーグ第20節
6月29日(土)甲府 0-1 徳島(18:03KICK OFF/中銀スタ/7,111人)
得点者:11’岩尾憲(徳島)
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6月を3勝1分の成績で白星を重ね、着実に勝星を積み上げているヴォルティス。今節は第19節時点で4位につけるヴァンフォーレ甲府との対戦となった。
前節を同じメンバーで試合を迎えたヴォルティスに対し、甲府はここ5試合で5ゴールを決めているウタカ選手が急きょ欠場となった。

試合序盤はヴォルティスペース。ボールを握りながらの試合試合展開の中、前半11分先制ゴールが生まれる。右サイド岸本が相手DFと1対1。岸本のドリブルは相手選手に止められるが、こぼれ球を拾った田向に対し相手選手がたまらずファウルで止めFKを得る。「練習してきましたし、(フリックしたのは)河田選手の強みでもある(岩尾)」と話す通り、キッカー・小西の鋭い弾道のボールは河田がフリックしGKにはじかれたものの、こぼれ球を岩尾が素早く押し込み、幸先よく先取点を奪う。

先制したヴォルティスは「しっかりと5バックで守ろうということでピッチの中で意識を統一させました(ヨルディヴァイス)」とシステムを変更し、しっかりとブロックを作り甲府の反撃を受け止める。

後半も、ホーム・甲府の巧みなパス回しもあり守勢に回るが、「後半もやり方を変えずにいくということだった(野村)」こともあり、粘り強く守りながらカウンターでチャンスを狙う試合展開となる。膠着状態が続く中、1枚目のカードは80分。杉本竜士に代わって「クローザ―として1-0で勝っている中で、セカンドボールを拾ってボールをつないで、セットプレーもあるのでしっかり守り切るという戦術を与えられました」と投入されたのは鈴木徳真。中央を締めながら、チャンスがあれば攻撃を仕掛ける展開となる。86分には内田のドリブルで持ち上がると、鈴木・野村とパス交換しながらオーバーラップ。最後は野村からのヒールパスでGKと1対1を迎えるが、シュートはGKセーブされてしまう。
結局、追加点こそ奪えなかったものの、試合はこのまま1-0で終了。「難しい相手に対して、いいプレーができない中でも勝点3を取れたことは、今後大きな意味を持ってくる(リカルド監督)」と話す通り、相手に倍以上のシュートを打たれながらも粘り強い戦いで4連勝を達成。勝点を30まで伸ばし、プレーオフ出場圏内の6位まで勝点3差まで迫った。

□試合フォト

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