ヴォルティススタジアム

【山形vs徳島】試合フォトレポート:数的不利の中、後半逆転を許す悔しい敗戦。

■2019明治安田生命J2リーグ第24節
7月27日(土)山形 3-1 徳島(19:03KICK OFF/NDスタ/6,026人)
得点者:19’岩尾憲(徳島)62’大槻周平(山形)72’大槻周平(山形)83’髙木彰人(山形)
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試合前に激しい雨と雷雨に見舞われたが、試合前には上がったNDソフトスタジアム山形。

お互いに同じフォーメーションでミラーゲームの様相でスタートした前半。山形にボールを握られる時間が続くが、徐々に徳島ペースに持ち込むと、14分、右サイドの杉本が河田にボールを当ててペナルティエリア内に侵入すると、相手DFにたまらずファイルで倒しPKを獲得する。このPKを岩尾が落ち着いて決め、前半19分に先制点を奪う。


先制後も山形がボールを握る時間は続くものの、縦パスのコースをしっかりとふさぎ、クロスはバイスを中心に冷静に対応。しかし前半終了間際、スローインの前に水を飲んだ清武の行為に対し、2枚目のイエローカードが提示され退場。前回対戦と同様に数的不利となってしまう。

ハーフタイム、前半に1枚カードをもらっていた鈴木徳真に代えて、岸本武流を投入。「もちろん、攻撃的に行きたかったというのもありますが、ただ1人少ないのでなかなかできませんでした(リカルド監督)」と話す通り、後半は序盤から山形ペース。選手の立ち位置や選手交代で変化をつける山形に対し、一人少ないこともあり「プランが崩れてしまって、そこに対応しきれなかった自分たちの力の無さでもある(野村)」「なかなか前に圧力をかけられない状態(岩尾)」となってしまう。そんな中、62分には南のクロスを大槻に合わされ同点とされると、72分にはエリア内に柳にドリブルで侵入されPKを与え、再び大槻に決められ逆転を許す。83分にもカウンターから3点目を喫しし万事休す。

試合後、アウェイまで駆けつけたサポーターに挨拶する選手たち。試合後内田裕斗は「今日は応援してくれている皆さんにみっともない試合をしてしまったので、次はしっかりと徳島ヴォルティスらしいサッカーをして圧倒して一緒に喜び合いたい」と話した。

試合後、「正直こういう負けは(ズルズルと)落ちてしまう所(河田)」「こういう試合をした後が大事(内田)」「崩れるのは本当に簡単なので、そうならないようにコミュニケーションを取りながらやるしかない(岩尾)」「みんなでやる中で誰かがさぼったらこうなるというところで、もう一回みんなで引き締めていかないといけない(野村)」と話した選手たち。中3日で迎えるホーム・鹿児島戦に向け、限られた時間の中での切り替えと修正が求められる。

□試合フォト

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