ヴォルティススタジアム

【福岡vs徳島】試合フォトレポート:逆境を乗り越えて。清武のゴールで3試合ぶり勝利。

■2019明治安田生命J2リーグ第28節
8月17日(土)福岡 0-1 徳島(19:04KICK OFF/レベスタ/6,014人)
得点者:37’清武功暉(徳島)
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公式戦3連敗中のヴォルティス。試合前、リカリド監督は「逆境を乗り越えることができればまた成長できる」と話し、アウェイ・福岡に乗り込んでの対戦となった。

この日の先発メンバーには、右サイドに岸本、左サイドには清武が入り、「最初は2トップのイメージだった」と話す渡井が河田と前線に入る形でスタートした。

「立ち上がりの30分くらいは、なかなか我々が狙いとしていた状況を作り出せずにいました(リカルド監督)」と話す通り、プレスがうまくはまらず福岡にボールを握られる展開が続いた前半。
しかし前半37分。「相手の足も止まってきていて、僕らが奪ってからカウンターというシーンが無かったので、あの1本を狙っていました」と話す清武が、左サイドから相手の裏のスペースに走り込むと、岩尾がすかさすロングフィードを入れる。相手の裏を取った清武が冷静に流し込み、3試合ぶりの得点でヴォルティスが先制点を奪う。

ゴール後、清武に駆け寄る野村

先制点を奪ったことでチーム全体の動きもよくなるヴォルティス。

後半開始直後、スローインから河田が素早く反転しシュートを狙うと、57分には相手のクリアミスを拾った渡井がドリブルから強烈なシュート、59分にはエリア内でボールを受けた岸本が緩急のあるドリブルから角度のない位置からシュートを狙うなど、決定機をつくる。
62分には河田に代わって島屋が投入され、追加点を奪いにいく。64分には相手のプレスを巧みにかわし内田へつなぐと相手を両サイドに揺さぶり、最後は内田がシュート。74分には清武のパスから左サイドのスペースに流れた渡井がドリブルで切り返し強烈なシュートを放つが、GKに体で防がれてしまう。

なかなか追加点が奪えない中、リードされた福岡もリスクをかけて前線からプレッシャーをかけるようになる。だがヴォルティスもDFラインから相手を引きつけてボールをつなぎ相手のプレッシャーを巧みにかわしていくことで、相手の体力と時間をうまく消費させることに成功。

結局試合は1-0のまま終了。追加点こそ奪えなかったものの、試合終盤に効果的な試合運びを見せたヴォルティスがリーグ戦3試合ぶりの勝利を手にした。

□試合フォト

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