ヴォルティススタジアム

【徳島vs京都】フォトレポート:渡井と杉本のゴールで、難敵・京都に勝利し3連勝!

■2019明治安田生命J2リーグ第30節
8月31日(土)徳島 2-1 京都(19:04KICK OFF/鳴門大塚/5,109人)
得点者:79’渡井理己(徳島)88’杉本竜士(徳島)90’+5中坂勇哉(京都)
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前節琉球に6-1で勝利したヴォルティス。今節は「(京都は)我々が良い守備ができたとしてもそれを突破してくる力を持っているチーム」と指揮官も警戒する、現在2位につける京都サンガF.C.との対戦となった。

試合開始から前線から激しくプレッシャーをかける京都に対し、ヴォルティスはDFラインから相手をうまく引きつけてプレッシャーを回避し攻撃につなげていく。
前半5分に河田のポストプレーから左サイド清武がシュートを放つと、7分には渡井のパスから野村がシュート、9分には内田のパスを渡井、13分には清武が野村とのワンツーで左サイドを崩しクロスを入れると渡井がヘディングシュート!しかしどちらのシュートもゴールにはつながらず。15分過ぎからは京都もボールを持つ時間が増え出し、ヒヤリとさせられる場面もつくられるようになる。

そんな中、28分には野村がロングシュートでゴールネットを揺らすが、その前にオフサイドがありノーゴールの判定。36分にはヨルディバイスのロングフィードを岸本がトラップで収め決定機かと思われたが、間一髪のところで相手選手クリアされてしまう。結局前半は0-0で終了。

ハーフタイム、「ポジションの確認を大切にしよう。攻撃時、周りがしっかりとサポートすること。距離感を大事にして、球際を強く」と選手たちを送り出したリカルド監督。

後半も序盤はヴォルティスペース。53分には細かいパス交換から内田が前線に上がり決定機を作ると、55分にはカウンターから河田がドリブルでかわしシュート、56分には野村のパスに逆サイドから清武が相手の裏から飛び込むがシュートはミートできず。

京都も前線の攻撃的なタレントを使いながらヴォルティスゴールに迫るなど、試合は一進一退の攻防が続く。

そんな中、71分リカルド監督が動く。清武、岸本に代えて、藤田、杉本を2枚同時に投入し、両サイドにフレッシュな選手を入れ攻撃に活力を与える。

そして迎えた79分。「河田選手が少し落ちてきてスペースを作ってくれたので、僕が裏へ抜けようと思い走りました」と話す渡井へ岩尾が浮き球のパスを入れる。渡井は冷静にトラップすると、抑えの利いたシュートを放つ!これが決まり、ついに均衡が破れる。

リードを奪われた京都も、前線に闘莉王を入れ、前がかりとなりゴールを奪いに来る。

そして88分、途中出場の杉本が「思いのほか敵も後ろから来てなかったし、DFも一人が河田選手につられていたし、シュートコースも見えたので思い切り振り抜きました」と話す強烈なミドルシュートでネットを揺らし追加点を奪い、勝利を決定づける。

試合終了間際に1失点したものの、試合はそのまま終了し2-1で勝利。今季2度目となる3連勝を飾り、上位との差を着実に詰めることに成功した。

「今はチームとして向かうべき方向に、間違いなく全員が向いているという実感があります。落ち着いて普段通りの力を出せば、自ずと結果は付いてくると思います(杉本)」
「相手は関係なく、自分たちの仕事とチームで立てた戦術やプランをしっかりと体現することで、今日のように結果として表れる(ヨルディバイス)」

残り12試合、選手たちは地に足をしっかりとつけながら、次節はアウェイで愛媛との四国ダービーへと向かう。

□試合フォト

(残り 107文字/全文: 1565文字)

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