ヴォルティススタジアム

【栃木vs徳島】試合フォトレポート:難しいシチュエーションの中で得た勝点1。

■2019明治安田生命J2リーグ第35節
9月28日(土)栃木 1-1 徳島(14:03KICK OFF/栃木グ/4,685人)
得点者:41’ヘニキ(栃木)83’岩尾憲(徳島)
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残り8試合、J1昇格に向けて1試合1試合が重要となってくるヴォルティス。今節は現在21位と残留争いの真っただ中にある栃木との対戦となった。

今節のスタメンには出場停止の野村、小西に代わり、内田航平、表原玄太が入った。

前半、「使いたいスペースがなかなか見つけられず、そこに入っていくのも難しい状況だった(リカルド監督)」と話す通り、コンパクトな守備陣形を敷きながら、奪ったボールを素早く前線に蹴り込む栃木に対し手を焼くヴォルティス。ボール自体は握れるものの、効果的な縦パスを入れられない展開が続く。
16分に杉本のクロスに岸本が頭で合わせたが、これが最初のシュート。26分には左サイドに流れた渡井が起点となりグラウンダーのクロスを入れると岸本が飛び込むがわずかに合わず。
そんな中41分、パスミスからカウンターを受けると、ラフなボールをクリアしきれずヘニキに起点を作られ、最後はヘニキに決められ先制を許す苦しい試合展開となる。

ハーフタイム、前半にイエローカードを受けていた石井に代えてFW河田を投入。ボランチの内田航をセンターバックに入れ4バックにし選手の立ち位置を変更する。
「システムと人の並び、選手を替えて、相手の動きを少し混乱させたいという狙い(岩尾)」もあって、時間が進むにつ入れて攻撃のリズムが出るようになる。
65分には表原に代えて島屋、78分には杉本に代えて、狩野を投入する。

そんな中迎えた83分、途中出場の島屋のクロスからCKを得ると、狩野が精度の高いボールをゴール前に入れる。ゴール前の混戦から岸本がシュートし、最後は岩尾が押し込み同点に追いつく!

同点になった後も、あくまで勝利を目指すヴォルティスは、ヨルディバイスを前線に上げパワープレーを仕掛ける。しかしゴールには届かず。
試合は1-1で終了。

「最後たまたま1点入りましたけど、勝点1を拾えたことはこのチームの強さだと思いますし、それを信じてやっていくしかない(岩尾)」
「(ピッチの影響は)今後もあると思いますし、(徳島)対策も絶対されると思うので、それで自分たちのやれることがやれなくなったら、それは情けない。上回っていけるように練習からちゃんと突き詰めてやっていきたい(狩野)」

残り7試合、この試合で得た勝点1をを活かすためにも、次節・岡山との直接対決にが大きな意味を持つことになりそうだ。

□試合フォト

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