ヴォルティススタジアム

【徳島vs横浜FC】フォトレポート:痛い敗戦も、J1昇格への強い気持ちを持ってリーグ戦残り2試合へ向かう。

■2019明治安田生命J2リーグ第40節
11月10日(日)徳島 0-1 横浜FC(14:03KICK OFF/鳴門大塚/10,526人)
得点者:76’武田英二郎(横浜FC)
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残り3試合。今節は勝点差3差の4位・横浜FCとの直接対決。
スタメンは前節から1人変更。内田航平に代わって石井秀典が2試合ぶりにスタメンに名を連ねた。


鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムには、今季最多となる10,526人の大観衆が見つめる中、試合はスタートした。

試合序盤、前線から的確にパスコースを切り激しくプレッシャーをかける横浜FCが押し気味に進めるが、ヴォルティスも徐々にプレスをかいくぐりチャンスを作るようになる。最初のチャンスは13分、野村の縦パスから抜け出した渡井がクロスを入れると、野村、杉本と連続してシュート。20分にはバイスのサイドチャンジから岸本がクロス。野村がヘディングで折り返すと渡井がシュート。ゴール前の河田が足を延ばすが、わずかに届かず。

前半の決定機。渡井のシュートに河田が詰めるが、わずかに届かず

そんな中、21分には岸本とカルフィン ヨン ア ピンが接触するアクシデントが発生。負傷した岸本は一度はピッチに戻るが、やはりプレー続行が難しくなり、藤田と交代することとなる。

結局前半は0-0のまま終了。

ハーフタイム、「ディフェンスは前半のスタイルを継続しよう。サポートを忘れずしっかりおこなうこと。攻守の切りかえを大切にしよう」と指示を出し、選手たちを送り出した指揮官。

後半もやや徳島ペースで試合が進む。47分には左サイドを内田がオーバーラップ。内田のクロスに右サイド藤田がシュートを狙うが枠外。52分にはバイスの縦パスを杉本が収め野村がシュートを放つがGKがキャッチ。64分にはバイスのオーバラップから左足ミドルを狙うがわずかに枠外に外れる。

しかし横浜FCも反撃。中村のFKから伊野波が合わせるがオフサイドの判定で事なきを得る。しかし76分、スローインの流れから相手の攻撃を止められず左サイドで齋藤功佑に起点を作られると、齋藤のクロスをクリアできずに、逆サイドから入ってきた武田に合わされ先制を許してしまう。

どうしても負けられないヴォルティスは82分、小西に代えて内田航平を投入。バイスを前線に上げる作戦でゴールを目指す。84分には途中出場の清武が反転からシュート。91分にも杉本のクロスに清武が頭で合わせるがゴールネットを揺らすことはできず。
結局、試合はそのまま終了。ヴォルティスは勝点67のまま6位に後退し、自動昇格となる2位との勝点差は6に。

試合後、悔しさをにじませながらも、必死で前を向いた選手たち。
「ここまで12試合負けずに進んできたことがこの敗戦で変わるわけではなく、必要以上にネガティブになることはない(バイス)」
「まだ何も決まっていません。次につながる勝点3を取るために全力を尽くします(岩尾)」
「どのような状況になってもJ1へ行くという気持ちを強く持って、練習からしっかりやるだけ(内田裕)」
「悲観的になる内容ではなかったというのも正直な気持ちです。まだ下を向くのは早い(野村)」
「まだ2連勝すれば可能性はあるので、気持ちを切り替えて次へ向かう(小西)」

痛い敗戦となったが、J1昇格の可能性を残したまま迎える残り2試合。次節はアウェイ・味の素スタジアムで東京Vと対戦する。

今季最多となる10,526人が集まった。

□試合フォト

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