ヴォルティススタジアム

【徳島vs甲府】試合フォトレポート:年間順位の優位性をうまく活かし、2回戦進出!

■J1参入プレーオフ1回戦
12月1日(日)徳島 1-1 甲府(13:05KICK OFF/鳴門大塚/8,418人)
得点者:37’ヨルディバイス(徳島)39’ピーターウタカ(甲府)
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試合前にはビッグフラッグと「J1」と書かれたコレオグラフィが登場し、選手たちを鼓舞した。

J1昇格まで残り3試合。J1最後の椅子を目指し、J1参入プレーオフ1回戦をホーム・鳴門大塚で迎えることとなった。
対戦相手はリーグ戦5位のヴァンフォーレ甲府。今季の対戦成績は1勝1敗、8月のホームゲームで完封負けを喫している相手だ。

スタメンには杉本に代わり第35節・栃木戦以来の出場となる島屋八徳が入った。

前半、ボールを握る徳島に対し、カウンターからウタカ・アラーノ・曽根田の強力3トップがゴールを狙う展開となる。

この日最初の決定機は前半32分。岩尾の縦パスからこの日左サイドに入った島屋が野村に預けると、スペースへ走り込んだ河田へスルーパス。河田がGKと1対1となるがシュートはGKにはじかれてしまう。
しかし37分、田向の競り合ったボールを拾った野村がうまくターンして前を向くと、「一瞬前を向くと島屋選手の前が空いていたので、風を計算して出せた」左前のスペースにボールを入れる。ボールを受けた島屋が相手DFの逆を取るクロスを入れると、前線に上がってきていたヨルディバイスが詰めゴール!待望の先制点を奪う!


しかし39分、アラーノの縦パスから左サイドに展開されると、エデルリマのクロスをエリア内で受けたウタカに技ありのループシュートを決められる。結局前半は1-1の同点でハーフタイムに。

ハーフタイム「両サイドをうまく使ってゲームを進めること。下がりすぎず、少し前でブロックをつくろう。守りに入らないように勝ちに行くぞ」とリカルド監督に送り出された選手たち。

後半開始直後、試合の行方を左右する出来事が起きる。アラーノがの野村に対し後ろからの不用意なチャージ。このプレーでこの日2枚目となるイエローカードを受け、アラーノは退場となる。

数的有利となったヴォルティスだったは「空いたスペースを使いながらプレーすればいい(石井)」「相手を横へ動かそうという話はしていました。そうすることで相手は走り、間が絶対に空いてくると思った(野村)」と話す通り、ボールをしっかりと動かしながら、追加点を狙う戦い方に移行させる。

もう後が無い甲府も、ドゥドゥ、金園、佐藤とFWを次々投入し、なに振りかまわずに攻撃をしかけることとなる。しかし徳島もGK梶川・バイスらを中心に落ち着いた守備でゴールを許さない。
最後は8分間のアディショナルタイムも守り切りタイムアップの笛!
試合は1-1のまま終了したが、年間順位の優位性が適用され、ヴォルティスが2回戦に進出することとなった。

試合終了のホイッスルが鳴り、ベンチメンバーも喜びを爆発させる。

J1昇格まで残り2試合。次節は12月8日(日)大宮を2-0で下した6位・モンテディオ山形と、ホーム・鳴門大塚で対戦することとなる。

□試合フォト

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