【湘南vs徳島】フォトレポート:力を出し切ったヴォルティス。しかしJ1昇格へ一歩届かず。
■J1参入プレーオフ決定戦
12月14日(土)湘南 1-1 徳島(13:03KICK OFF/BMWス/13,814人)
得点者:20’鈴木徳真(徳島)64’松田天馬(湘南)
————-
J1昇格のためには勝利が絶対条件となる、J1参入プレーオフ決定戦。対戦相手はJ1で16位の湘南ベルマーレ。スタメンは前節と変わらず。またベンチには渡井が入った。
試合序盤、コイントスで風上を選択した湘南が押し込むが、徳島も徐々に落ち着いてボールを回せるようになる。
4分にはカウンターから野村のダイレクトパスを受けた河田が抜け出しミドルシュートを放つと、7分には田向がカットインから左足シュート。リズムをつかみはじめる。
そんな中迎えた前半20分、CKのチャンス。キッカーの野村はファーサイドの石井へ。石井はヘディングでボールを折り返すと、中央で待っていたのは鈴木徳真。「僕は触っただけだった」とボレーで合わせ待望の先取点を奪う。
ハーフタイム「今までやってきたことをピッチでやること。相手はさらに前に出てくるので穴を見つけて2点目を取りにいこう。全員で勝ちにいくぞ!(リカルド監督) 」と送り出された選手たち。
後半、湘南はクリスランを入れて山﨑と起点となる選手を2人にしてきた湘南。51分には左サイド鈴木のクロスをクリスランに合わせられるが、これはGK梶川がナイスセーブで防ぐ。しかし64分、左サイド鈴木のビルドアップから左サイドに流れた山﨑がクロスを入れると、クリスランがスルーしたボールが岩尾の足に当たり、こぼれ球を松田に決められてしまう。
同点のままではJ1に昇格できないヴォルティスは、小西に代えて渡井、島屋に代えて杉本を入れ、2点目を奪いに行く。また試合終盤にはバイスを前線に上げパワープレーも仕掛けるようになる。
90分には交代出場の渡井のクロスに河田が頭ですらせるもわずかに枠外。90+5分には中盤から持ち上がった鈴木徳真がミドルシュートを狙うが、わずかにネットの外。
結局試合は1-1で終了。レギュレーションにより湘南のJ1残留が確定し、6年ぶりのJ1昇格には一歩届かなかった。
最後に、試合後選手コメントを紹介したい。
「こういう舞台で決められるような準備をしたい(鈴木徳真)」
「全てが通用しなかったわけではないと思うので、悔しいですけど次に進んでいくしかない(島屋)」
「もう一つ相手を上回れるようにしていくことが、チームが勝つため必要な部分(田向)」
「今年一年このメンバーで戦えたことは、間違いなく自分の財産になる(内田)」
「夏以降に積み上げることができたものを、来年につなげないといけない(野村)」
「最後一つ届かなかったのは僕の力不足。まだサッカーの神様が『お前にはJ1は早い』と言っているのかなと思います(岩尾)」
□試合フォト
(残り 119文字/全文: 1281文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ