ヴォルティススタジアム

【特別寄稿】杉森考起:全力の自分を表現する、強い心を。戻ってきた至宝はいまだ覚醒の時を経ず。

2020シーズン始動を前に、J1名古屋グランパスから榎本大輝(23歳)と杉森考起(22歳)の期限付加入が発表された。
今回は名古屋グランパスの情報を中心にお届けする「赤鯱新報」の協力のもと、シーズンを通して見てきた番記者だからこそわかる、2人のプレーぶりや人柄について、少しでもお伝えできればと思います。
本日は昨年、赤鯱新報で掲載されたシーズンレビュー「杉森考起:全力の自分を表現する、強い心を。戻ってきた至宝はいまだ覚醒の時を経ず」をお届けしています。

杉森考起 (すぎもり こうき)

【杉森 考起(すぎもり こうき)選手 プロフィール】
■生年月日
1997年4月5日(22歳)
■出身地
愛知県
■身長/体重
174cm/67kg
■ポジション
MF
■サッカー歴
名古屋グランパスU-15→名古屋グランパスU-18→名古屋グランパス→FC町田ゼルビア→名古屋グランパス

■2019シーズンの成績
リーグ戦3試合45分出場
カップ戦7試合402分出場
天皇杯1試合72分出場

J2町田での1年間の武者修行を経て戻ってきた“至宝”と呼ばれる男は、今季もまだ爪を隠したままに終えた。目立った結果といえばリーグ開幕戦の和泉竜司へのアシストと、ルヴァンカップのアウェイ大分で金井貢史につないだコーナーキックのフリックぐらい。練習でも試合でも、日々の積み重ねの成果はプレーに表れてはいたが、特にレベルの高かかった前線でのポジション争いにはまだ足りない部分が多かったということか。早熟の天才もすでに22歳、プロ6年目のシーズンでついに“学生”の年代は終わった。言い訳は元々なかったが、杉森考起にとっても勝負の時は迫ってきている。

(残り 1505文字/全文: 2193文字)

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