ヴォルティススタジアム

【徳島vs山口】フォトレポート:サポーターの”熱“を力に変えて。山口に4-0で快勝。

■明治安田生命J2リーグ 第5節
7月15日(水)徳島 4-0 山口(19:03KICK OFF/鳴門大塚/1,513人)
得点者:21’垣田裕暉(徳島)24’岩尾憲(徳島)84’垣田裕暉(徳島)90+3’河田篤秀(徳島)
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前節琉球戦で開幕戦以来の勝利を手にしたヴォルティス。
今節は制限付きながら観客を迎えた中で、再開後未勝利のレノファ山口を迎えた。

琉球戦から4人変更。藤田征也、田向泰輝、鈴木徳真、垣田裕暉がスタメンに名を連ねた。

試合序盤からピッチを広く使いボールを回すヴォルティス。また前線からの激しい守備が機能。徐々に山口を押し込んでいくと、21分、先制点を奪う。

杉森から右サイドの藤田へ展開すると、藤田はフォローに入った内田へボールを下げる。「スペースが空くのはわかっていたので、あのへんに、という感じでした」と内田がダイレクトでグラウンダーのクロスボールをGKの前に入れると、垣田が飛び込み先制点を奪う!24分には藤田のCKを相手のマークを振り切った岩尾がドンピシャのヘディングシュートで追加点を奪い2-0とする。


後半も開始直後から徳島ペース。相手GKのパスをカットした垣田がシュートを狙うが相手DFにブロックされる。50分には清武のFKを垣田が頭で合わせるが惜しくも枠外。65分には右サイドを崩し渡井のシュートで追加点を狙うがGKに防がれる。

70分過ぎあたりから、選手交代により勢いを増した山口に攻め込まれる場面が続くが、84分、鈴木徳のスルーパスに「もう一度動き直してDFの裏へ走りました」と垣田が反応。「キーパーのニアサイドが空いているのも見えていたので、枠を捉えるように打ちました」とGKの横を冷静に狙うシュートで、試合を決める3点目を奪う。

試合の締めは河田の豪快ボレー!写真はゴール後、河田に駆け寄る鈴木徳真

後半アディショナルタイムには、途中出場の岸本のクロスを河田が豪快なボレーシュートで追加点!4-0の完封勝利で山口を下し、順位は3位のまま変わらないものの、1位長崎が引き分け、2位大宮が敗れたため、上位2チームとの勝点差を縮めた。

試合後「今日は完璧に近い内容で、良いゲームができたと思います」と試合を総括したリカルド監督。

そして監督・選手それぞれが、制限付きの中スタジアムに集まったサポーターに感謝を伝えた。

「今日はサポーターが来てくれて本当に嬉しかったです。選手たちのプレーに送ってくれる拍手はもちろん、彼らの熱をとても感じました(リカルド監督)」
「お客様の目の前でプレーすることがサッカー選手にとってどれほど幸せなことなのかを、あらためて実感することができた(岩尾)」
「良いリズムの時は益々乗っていけるし、苦しい時には挽回する力になります(鈴木徳真)」
「後半の苦しい時間帯でも足を止めずに走れたのは、サポーターがいて、制限のある中でも拍手を送ってくれたから(垣田)」
「やはりサッカー選手として皆さんの見てくれている前でプレーできるのは幸せなこと(石井)」
「無観客での試合とは全然雰囲気が違います。チャンスの時にくれる拍手は選手の耳に届いています(藤田)」
「サポーターの皆さんが入った中で試合ができたのは幸せでしたし楽しかったです(内田)」

次節、中3日で3連勝を目指し、ホーム鳴門大塚に福岡を迎える。

□試合フォト

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