ヴォルティススタジアム

【松本vs徳島】試合後フォトレポート:安定感のある戦いぶりで終始圧倒。アルウィンでの初勝利を挙げる。

■明治安田生命J2リーグ 第15節
8月29日(土)松本 1-3 徳島(18:03KICK OFF/サンアル/3,395人)
得点者:9’渡井理己(徳島)44’岩尾憲(徳島)60’小西雄大(徳島)67’森下怜哉(松本)
———-
今節は「チームとしてのやり方が変わっても怖いチーム」と指揮官が評する松本との対戦となった。スタメンは今節は前節千葉戦と同じメンバーで臨んだ。

先手を取ったのはヴォルティス。開始早々の9分、松本が前からプレシャーを掛ける中、GKからしっかりつなぎ相手を引きつけながら剥がすと、フリーになった小西が左サイドの西谷へ展開。西谷がドリブルで仕掛けると「ファーに転がすことは瞬間的にイメージできました」という渡井が冷静にシュートを決め幸先よく先制点を奪う。


その後も「自分たちが相手のプレスや状況を見て、ポジションを変えながら判断してプレーしてきた(岩尾)」が話す通り、効果的なサイドチャンジを織り交ぜながら相手を左右に動かし疲労させ、試合の主導権を握り続ける時間が続く。15分には藤田のCKを杉森、17分には小西のロングフィードに西谷が抜け出すが、わずかにボールを止めきれず。20分には決定機。サイドを大きく揺さぶり右サイド藤田のクロスに垣田が合わせるが、これは相手GKにセーブされてしまう。

ゴールシーンについて、「(シュートは)ドンピシャのボールが来たので触るだけでした」と岩尾。

そんな中迎えた44分。変化を付けたショートコーナーから「藤田選手にパスが入った段階でニアにつぶれるつもりで入りました。(シュートは)ドンピシャのボールが来たので触るだけでした」と話す岩尾が頭で合わせいい時間帯で追加点を奪う。

2-0で迎えたハーフタイム「まだ何も決まっていない。愛媛戦の経験を活かすこと。前線の選手が流動的にポジションをとって攻めていこう(リカルド監督)」と気を引き締めて後半に入る。

後半も序盤から主導権を握りながら試合を進めると60分、相手のクリアボールをドゥシャンが岩尾へ落とし小西へつなぐ。小西はドリブルで持ち上がると垣田に一旦当てて再びボールをもらうと、「前を見た瞬間に、走っている時にゴールも見えていましたし、タッチが少し外に流れましたが、クロスを上げるか迷った中で思い切ってシュートを打った」と角度のないところから強烈なシュートが決め3-0とする。

その後1点を返されたものの、交代選手をうまく使いながら、70%近いボール支配率で相手の体力を削り安定した試合運びを展開。相手に付け入る隙を与えず3-1で勝利し、鬼門のアルウィンで初勝利を挙げた。

試合後、「大事なのは目指しているサッカーを遂行しながら勝点3を取れたことです。また気を引き締めて、我々がやるべきことを積み重ねていきたい」と振り返ったのはリカルドロドリゲス監督。アウェイでの大きな勝利ではあったが、連戦に向けてしっかりと次の試合に目を向けていた。

□試合フォト

(残り 107文字/全文: 1395文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ